雨水 草木萌え動く

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ3月1日から3月4日頃の時期になります。
次第に草木が芽吹き出し、自然の中に植物の新しい生命の息吹が感じられるようになる頃。
和らいだ陽光の中、日に日に春の気配が増していきます。
また、この時期に降る雨のことを「木の芽起こし」といい、植物が花を咲かせるための
大切な雨なのです。それと同時に木の芽の成長を助けてくれることからもそう呼ばれているのですね。太陽の光が届くと小さな花を咲かせる「緑はこべ」などの草花や、食卓に春の彩りを添えてくれる「菜花」も木の芽起こしの雨によって、私たちの目を楽しませてくれます。