雨水 土脈潤い起こる

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ2月19日から2月23日頃の時期になります。
「どみゃくうるおいおこる」と読みます。
早春の暖かい雨が次第に其処彼処で雪を溶かし、大地が潤い始める頃です。
凍りついていた土もあたたかさに溶け始め柔らかくなっていきます。
温かくなってきた田畑がそろそろ忙しくなる季節になります。
冬野菜は収穫に終われ、春野菜の種まきや苗付けも盛んになります。
それと同時に「藍蒔く」という言葉があるように、布を染める染料の「藍」も
この時期に種を蒔きます。深い藍色は日本人の肌によく似合い、
現代では「JAPAN BLUE」とも呼ばれるほど、日本の伝統を象徴する色として
親しまれています。
藍染は江戸時代より徳島の阿波が名産地になっています。