冬至 麋角解つる

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ12月26日から12月30日頃の時期になります。
「さわしかのつのおつる」と読みます。
雄鹿の角が抜け落ちて、また新たに生え変わる頃。
一年に一度、角が根元から自然にとれて、春にはまた新しい角が生え始めます。この頃に
野山でよく見かける野鳥といえば「おなが」です。真っ黒な頭とすらりとした尾。そしてなにより
特徴的なのは美しい水色の羽です。しかし、この美しい姿からは想像できないのが、警戒しているときの
鳴き声です。「ギューイ」としゃがれた声が澄み切った冬の空気の中に響くのを聞いたことありませんか?