立冬 金盞香し

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ11月17日から11月21日頃の時期になります。
水仙が花開き、芳しい香りを漂わせる頃です。
花びらの真ん中に黄色い冠のような副花冠を持つ水仙は、その花の様子をたとえ、金盞銀台ともいわれます。
11月から3月が開花時期。冬に花咲くため、お正月の生け花としてよく用いられます。
水仙が咲くこの季節に冬支度の針葉樹林にスズメくらいの大きさの鳥、「マヒワ」が越冬のために飛来してきます。北海道や本州の中部以北で多くみられる鳥ですが、山あいは、紅葉の葉が落ちて冬枯れしてる季節ですが、緑と黄色の色をまとったマヒワの姿は小さい鳥ですが、彩りを加えてくれてとてもほっこりします。