立冬 山茶始めて開く

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ11月7日から11月11日頃の時期になります。
つばきはじめてひらく、と読みます。
候の読み方は「つばき」ですが、これはツバキ科の山茶花(さざんか)のことと言われています。
見た目がよく似ている椿と山茶花ですが、散る時に大きな違いがあります。椿の花は花首から落ち、山茶花は花びらが落ちます。
山や北の地方から紅葉前線も南下してくる頃、ちょうどこの時期には京都の嵯峨野も紅葉が見ごろを迎えます。
毎年11月第二日曜日に嵐山の「もみじ祭」が開催されています。渡月橋の上流にある大堰川にいくつかの船を浮かべ
狂言や雅楽と舞が披露されます。この日は演者たちは平安貴族の装束を身にまとうこともあり、
さながら平安時代の雅な世界に酔いしれることが出来ます。