秋から冬にかけて旬を迎える食用菊は、観賞用の菊とは異なり、食べることを目的として栽培される菊の一種です。
食用菊がよく食べられているのは、東北地方と新潟県で、収穫量もこれらの地域で多く収穫されています。美しい花びらは見た目も鮮やかで、料理に彩りを加え、独特の風味と食感を楽しむことができます。さっと茹でて三杯酢にしたり、お出汁を効かせたお浸しにしたり。また生のままの花びらを散らしたサラダは華やかになります。
食用菊は他の野菜同様に各地で銘柄がある事、ご存知の方少ないのではないでしょうか?その代表的なものが山形県の「もってのほか」や青森県の「阿房宮・あぼうきゅう」、新潟県の「かきのもと」などです。これらの菊は、苦味が少なく、ほんのりとした甘みがあり、生でも加熱しても美味しく食べられます。
旬の食材
食用菊