猛暑日が続いた今年の夏ですが、ようやく朝夕は涼しい風が吹く季節になりました。
草花の世界は着々と秋へと衣替えしています。先日遊歩道を歩くと、萩の花やフジバカマが咲いていました。そして、公園にはキバナコスモスが鮮やかな色で目を楽しませてくれています。

そろそろ、お部屋の中にも秋らしい雰囲気の花を、招き入れたいと思う季節になりました。
今回の花あしらいは、シックでモードを感じる色合いの花と秋を代表するワレモコウを選び、どことなくノスタルジックな陶器のピッチャーを花瓶に使ってみました。
オレンジの混色と黄色の色違いの矢車草に似た花は、北アメリカ原産のガイラルティアの一種で、八重咲の品種ラズルダズルというお花です。少しづつ違うニュアンスの色がとてもおしゃれで、秋色っぽいので選んでみました。それからもう一つの主役のお花は、ドライフラワーでも人気の高いドライアンドラフォルモーサです。ゴールドに輝くこの花は、切り花として楽しんだあとは、ドライフラワーとして長く楽しめるお花です。こちらはオーストラリア原産のワイルドフラワーです。このふたつの花材に合わせたのが日本の高原の秋を彩るワレモコウです。秋らしいテーブルに飾る時にはひとつあると便利なお花で、使い方によって洋にも和にも変化が楽しめます。

夏の疲れが出る季節です。
秋らしい花と共に、体と心をリフレッシュしてはいかがでしょう。