ポジティブなメガネのすすめ

私をもっと楽しくするメガネの選び方

そのメガネ、本当にあなたに似合っていますか?

あなたは視力がいい方ですか?悪い方でしょうか?
近視や遠視といった症状を抱えていなくても、年齢を重ねると次第に近くが見づらくなり、老眼鏡が必要になるという人も増えてきます。現代はパソコンやスマートフォンなどの端末を幅広い年齢層の人が使いこなすようになり、ブルーライトの目への影響も問題となっています。
近視の度数が強い人にはメガネは日常生活を送る上で不可欠な道具ですが、度数が強ければ強いほど、メガネをかけた自分の姿があまり好きではないという声も多く聞かれます。度数のきついレンズのメガネは、目が小さく見えたり、顔の印象を変えてしまうので、外出するときにはコンタクトレンズを選ぶという方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、自分に合うメガネと出会うと、顔の印象をネガティブにすることなく、おしゃれでより魅力的に見せることが叶います。

メガネを選ぶとき、どんな理由で選びますか?

 
 

意外と知らない、“本当に似合うメガネ”の見つけ方

それでは、自分に合うメガネを見つけるためには、どうしたらいいでしょう?
例えば服を選ぶときは、数軒のお店をはしごして何着も試着をして購入するという人でも、メガネに関しては、最初に入ったメガネ屋さんでなんとなく見た目が気に入ったものを選んでしまう人もいるかと思います。もしそれで、本当に似合うメガネに出会えていたとしたら、かなり運がいいことかもしれません。
たとえば、洋服を選ぶ時のことを考えてもらうと、メンズ/レディースの区分けが最初からされていて、さらにサイズも事細かに表示があったりするので、自分に似合うサイズの服が比較的見つけやすくなっています。
体型と同じように、顔の輪郭、目と目の距離や鼻の高さなども、千差万別です。さてそれでは、メガネを選ぶ時に、自分の顔のサイズや目の距離感を理解しているでしょうか?それを、きちんと理解して選んでいる人というのはほとんどいないのではないかと思います。
試着をすれば大丈夫かというと、試着の仕方にもいくつかコツがあります。自分で試着をして自分ひとりで決めてしまうと、レンズが入って出来上がった時に「ちょっとイメージと違う・・・」という悲しい結果になってしまうことも考えられます。
「どう選べばいいのか自信がない」「ほんとうに似合っているのかな」少しでもそう思ったら、やはりここは、プロの力に頼るのが良いのではないでしょうか。
本当に自分に似合うメガネを選びたいときには、信頼できるアイウェアショップの店員さんに相談し、一緒にメガネを見立てていただくことをお勧めします。

今回は、上品倶楽部おすすめのアイウェアショップ2店舗を紹介いたします。

 
 

セミオーダーメガネという選択。 eyewear MEBIUS(アイウェア メビウス)

上品倶楽部おすすめのアイウェアショップ、まず最初は、ファッションの中心地である渋谷に店舗を構えるeyewear MEBIUS(アイウェア メビウス)。こちらはさまざまなブランドのメガネをセレクトしたコンセプトショップですが、工房併設のお店なのでフルオーダーまたはセミオーダーでメガネを作ることもできます。
 

メガネをオーダーして作るという選択肢を考えたこともなかったという人も多いかもしれませんが、自分の顔の特性に合わせて適正なサイズで、また好みに合わせた色でメガネを仕立てることができるので、失敗することがかなり少ない方法ではないかと思います。
今回、編集部スタッフの篠原は、初めてのセミオーダーメガネにチャレンジしてみました。

 
 

セミオーダーメガネを注文する手順


まずは必要情報を書類に記します
連絡先などの必要事項を書きます。



フレームの形
基本の13型の中から好みの形を選びます。ボストン型、ウェリントン型、オーバル型、丸型など。



サイズ
さらに8つのサイズ展開の中から、自分の顔にピッタリと合うものを探します。実際に雛形のプレートを顔に当てて、サイズがちょうど良いかどうか確認します。



フレームのカラー
選べるカラーは基本色で16色。それ以外にもご希望があれば特注で数十種のカラーも選択可能ですので、フロント部分とサイドの色を変えたり、セミオーダーらしい自由な組み合わせが可能です。ここはかなり悩ましいところです。



顔のサイズを採寸
細やかな調整のため、顔のサイズを専用の器具で測ってもらいます。



レンズを決める
レンズも選べます。クリアレンズはもちろん、カラーレンズにしてサングラスにすることもできます。



レンズの度数
レンズの度数を決めるため、視力検査をします。この際、いつも使っているメガネの度数と同じものを希望する場合は、そのメガネを持参するととてもスムーズです。



レンズのうすさ
レンズの薄さのタイプも選ぶことができます。厚さによって価格も変わるので、自分の度数・フレームの大きさなどを考慮して、店員さんと相談の上決めましょう。



 

できあがり受け取りました!

約2ヶ月後、セミオーダーしたメガネが出来上がりました!しっかり計測していただいたおかげで、顔のサイズにピッタリです。
受け取りに行った際に、最後に調整を行っていただき、きつくもゆるくもないように、そして下を向いてもズレないように整えてもらいました。

長時間かけていても疲れにくく、耳まわりや目頭が痛くなったりしないので、とてもつかいやすいです。
メガネを変えたので髪型も変えて、ガラリとイメージチェンジしてみました 笑

 

セミオーダーメガネは規定のプレートなどをもとに、それぞれのパーツを組み合わせて自分らしいメガネを作ることができますが、自己流にデザインしたメガネをフルオーダーすることも可能。こちらは、気に入っていたメガネが壊れてしまったけれど同じようなデザインのメガネが欲しいという方や、アニメなどに出てくるメガネを再現したいという方などが利用されるとか。メガネに拘りたい人にとっては、フルオーダーメガネは一度は叶えてみたい夢ですね。

eyewear MEBIUSは、メガネのセレクトショップであり、オーダーメガネ意外にも素敵なメガネがたくさん揃っています。ブランドセレクトの基準についてもお伺いしてみました。
東京都内ではメガネのセレクトショップは多くありますが、やはりMEBIUSの商品のセレクトにはいつも新鮮さを感じます。バイヤーの心にかかるもの、現在の流行に流されすぎず、半歩先を行くような商品をセレクトする。メーカーがお勧めするラインだけではなく、そこからすこし外れた個性的なものも取り扱うようにしていると伺い、納得しました。
誰かと同じではなく、自分らしく個性を生かせる。eyewear MEBIUSでは、新しい自分に生まれ変われるようなそんなメガネに出会える気がします。

 

eyewear MEBIUS PICK UP フレーム3種

Jacques Durand(ジャックデュラン)【PAQUES 106】

70年代後半より、ヨーロッパの眼鏡業界で長年の経験を積み、アランミクリ、スタルクアイズをはじめ、数々のヒットブランドに携わってきたジャック・デュラン氏。 彼が作るフレームは、レトロですが、クラシックとは一線を画しています。ブラッシングにより艶を消した表面加工やフラットなフロントデザイン、腕の下のような見えない部分にブランド名やモデル名を刻印するなど、彼のウィットに富んだセンスが随所から伺えます。 代表的なモデルは“506” 坂本龍一氏が愛用しているメガネフレームとして脚光を浴びています。

【PAQUES 106】は、Jacques Durandらしいマスクのような厚みのあるシルエット。耐久性と柔軟性に優れたイタリアの高級セルロースアセテートで作られたこのフレームは、金細工職人の技とアイウェア製造のノウハウの相乗効果によって生み出されたもの。フラットなフレームフロントとはっきりとしたエッジが、シェイプの輪郭をより際立たせています。

 

TITANIKA【TT series mod.TT417】

2013年ミラノの展示会MIDO展にてデビュー。ネジを使わず、フロント上部のバーとレンズが分離している構造、超軽量フレームとして注目を集めました。機能的で掛けやすいフレームは、日本においてコアで熱狂的なファンを増やしています。素材はベータチタン。ブリッジのデザインを変更し、耐久性にも優れてます。
更には、2020年にまったく新しいヒンジ構造を搭載した”TITANIKA:チタニカ”を発表。常に進化するブランドをめざしています。

ここ数年で定番シェイプのひとつになりつつあるクラウンパントゥ。フレンチヴィンテージの王道シェイプをTITANIKA流に解釈したのがこのモデル。丸いフレームはちょっと、、、という方も、ムリなくやわらかい雰囲気を取り入れていただけます。全4色展開です。

 

THEO【Schaukel/Schommel】

デザイナー、パトリック フートとウィム ソーメルスの2人によるベルギー・アントワープのブランドです。テオ(theo)はフート(hoet)の綴りを入れ替えたもの。theoのメガネは基本的にシンプルなラインで構成されていますが、個性的で独創的なスタイルに目を惹きつけられます。完璧なまでに計算されたカラーリングやレンズシェイプにより誰にも真似のできない世界観を作り上げています。ロゴやアイコンではなく、メガネの醸し出すムードだけでブランド名を伝えることができるブランド。

コロンとして非常に可愛いウェリントン型メガネフレーム。Category名が【swings】、ラウンド型・ボストン型も発売されていますが、「一定点を軸に前後にまたはぐるぐると規則正しく揺れ動く、 ぶらぶら揺れる」という意味の単語のように、まるで色の配色でその様を表しているかのようなデザインです。
男性が掛けてもまったく問題ないレンズシェイプ。こんなデザインとカラーリングのメガネを楽しめると、きっと毎日も楽しくなるはず。

 

eyewear MEBIUS

所在地:〒150-0041 東京都渋谷区神南1-20-12 遠山ビル3階
TEL:03-5728-2018
FAX:03-5728-2010
営業時間: 11:00-20:00
定休日: 不定休
ホームページ:https://www.eyewearmebius.com/
online shop:https://eyewearmebius.shop/
instagram:https://www.instagram.com/eyewearmebius/
Facebook:https://ja-jp.facebook.com/eyewearmebius

 
 
 

強度近視の人にもメガネの自分を好きになってもらいたい 下北沢 マトイオプティカル

長く続いた小田急線の地下化工事が完了後、駅周辺や線路跡地の再開発によって創造的な新しい街に変わりつつある下北沢。ここで多くのファンを持つアイウェアショップが、マトイオプティカル。アットホームな雰囲気の店内の中、明るくて優しいスタッフの皆さんが、ひとりひとりにピッタリとあうメガネを一緒に探すお手伝いをしてくれます。

マトイオプティカルでは、BLOGやSNSにとても力を入れています。スタッフさん自らがモデルとなり、さまざまなメガネをかけた様子を発信しています。メガネそのものだけを見るよりも、かけた時の印象がイメージしやすく、楽しみながら自分が似合うメガネを見つけるヒントになります。
スタッフのマイコさんは漫画家さんでもあり、キュートで親しみのあるイラストがSNSの中でも彩りを与えていて、過去に投稿された画像をみているだけでも楽しい気持ちになります。

店内には、大きな姿見が2箇所あります。これは「メガネは全身のバランスをみて選ぶ」という、上手にメガネを選ぶコツのひとつ。
編集部篠原も、これまでメガネ屋さんで顔だけが映る鏡を見てメガネを選んでいたので、目から鱗でした。メガネは顔にかけるものですが、人の目に触れるときには、ファッションの一部として見られます。また、自分が普段着ている服装のテイストとズレがないかということも大切な見極めポイントのひとつになりますね。
試着の時に、鏡に近づかないと見えない!という方は、写真で全身をうつしてもらうという方法が良いそうです。なるほど、その方法ならコンタクトレンズを忘れてしまっても、全身のバランスを確認することができますね。

また、レンズの厚みが出てしまって目が小さくなりがちな強度近視の方には、小さめレンズのメガネをおすすめしているそうです。これは、レンズが“外側にいくほど厚みがでる”という形状の特性を持っているから。横幅の広いレンズを想定したメガネを選んでしまうと、顔の輪郭に近いところで歪みがわかりやすく、目も小さく見えてしまうそうです。
色々な制限があったり、100%の解決はむずかしくても、フレームの選び方のポイントをおさえることで、大幅にメガネの悩みは軽減できるそうです。

「自分にどんなメガネが似合うかわからない」そんな思いの人に、ぜひ来店してほしいそうです。
マトイオプティカルのスタッフの皆さんがお客様のメガネを見立てるときは、その人のお顔のサイズなどはもちろん、その人が仕事・性格・休日の過ごし方などを可能な限りヒアリングしながら、フレームを提案するようにしているそうです。せっかく来店してくれたのだから、本当に似合うものを選んでいただきたい・・・、そんな思いから、似合わないものにおせじを言ったり、無理にオススメすることはしないとのこと。
人見知りで店員さんに話しかけるのが少し苦手という方も、勇気を持って店員さんに相談すれば、楽しく自分に似合うメガネを見つけられるはずですよ!

購入して出来上がったメガネを受け取りにいくと、こんなに可愛い似顔絵バッグもプレゼントしてもらえました!

 
 

マトイオプティカル PICK UP フレーム3種

ANNE ET VALENTIN【FOSSETTE】

フランスのブランドのANNE ET VALENTIN(アンバレンタイン)のデザインコンセプトは“DELIGHTED TO BE YOURSELF”、「自分らしくあることの喜び」という意味。デザインの幅が広く、ビビットで華やかなフレームが多くあります。デザイナーのANNE VALENTINは、人の顔をキャンバスに見立てて、顔の上に線を描くようにメガネをデザインしているそうです。フレームだけ見た時に「ちょっと派手すぎるかな・・・?」と思っても、掛けてみると自然と顔にしっくりなじむのはそのせいかもしれません。

【FOSSETTE(フォセット)】は、ビビットな色展開と小ぶりでチャーミングなフォックス型のメガネ。はっきりしたフレームの色がアイライン効果で目元をくっきりとさせます。またフォックス型は小顔効果抜群で、女性に人気のフレームです。

 

AKITTO【pin18-p】

装いに華やぎを添えるアクセサリーのように、掛けることでより女性らしさが引き立つようなアイウェアを目指すAKITTO。女性の表情に違和感なく溶け込むようシンプルで柔らかな印象のフロントが魅力的です。上品な華やかさがプラスされたデザインのフレームは、すべて日本で生産されます。眼鏡産地・鯖江の高度な技術や昔ながらの手作業を活かし、掛け心地だけでなく質感や触感にまで気を遣いながら丁寧に仕上げられたメガネです。

【pin18-p】は、ベースは丸メガネ。でも目尻がツンと上がっていて猫目タイプ。少しだけシャープな印象に。テンプルの右端にはスワン、左端にはくちびるのデザインがあるのもキュート。どのメガネをかけても大きすぎると感じる小顔の方や、強度近視の方にもおすすめです。

 

YUICHI TOYAMA【U-135】

デザイナーの外山雄一氏が、2009年設立のブランド「USH」から名称変更し、2017年よりスタート。「伝統的な技術と革新的なデザイン」というブランドポリシーをもち、独創的でありながら、ユーザーの日常に寄り添うプロダクトとして国内外から高い評価を得ています。

【U-135】は、二本の縄跳びを用いるダブルダッチという競技を見て発想を得たシリーズ。二本の縄が重なり合うようなデザインのフレームは、棒状のチタン素材を曲げながらつくっていくという珍しい製法で仕上げられています。クラシカルな雰囲気ですが、多角形のシェイプは現代的でモードな印象もあり、不思議と見る人を惹きつけるデザインです。

 

マトイオプティカル

所在地:〒155-0031 東京都世田谷区北沢 2-34-10 植木ビル1階
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営業時間:12:00~19:00
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