ようやく寒い冬が終わり、春の足音が近づいてきました。
梅や早咲きの桜も咲き、遊歩道や公園の花壇には春らしい草花が蕾を膨らませ、温かい日差しを心待ちにしているようです。

今回の花あしらいは、寒さでこわばった心と体が少しでも軽やかになるよう、華やぐ色合いのお花を選んでみました。
黄色は幸運や明るさを象徴する色というイメージがあり、見る人の心を温かく包んでくれるようです。
アレンジに使った花は、繊細な花びらが幾重にも重なるラナンキュラスと、花びらがフワフワな手触りが特徴の毛織物フランネルに似たフランネルフラワーです。
メインはビタミンカラーの黄色ですが、全体がビビッドにならないように、レモンイエローと白のラナンキュラスを選び、フランネルフラワーのミルク色と花びらの先の緑に合わせて、少しだけグリーンの枝物をあしらってみました。
緑色は気持ちが安定し、心身の緊張を和らげてくれる効果があるそうなので、黄色のもつ明るさと共にアレンジしてみました。