机に向かう時間を楽しくするアイテム

皆さんにとって、文房具とはどんな存在ですか？
パソコンは日常的に使うけど、その分アナログの文房具に触れることはなくなった。スマホやパソコンの普及率もあがり、ひと昔前には当たり前に家にあったものでも、今ではスマホが代わりをしてくれるので処分してしまった・・・なんて声が聞こえても不思議はない現代です。
日本のパソコン・スマホの普及率はどんどん伸び続けて、さまざまな年代の方がなんらかのデジタル機器を持っています。スマホやパソコンがあれば、メモもとれるし、絵も描ける。知り合いに連絡するのだって、メールやLINEをつかえば簡単です。
しかし、コロナ禍のステイホーム期間に家で過ごす時間が増え、何か新しい勉強を始めたり、昔を思い出してなかなか会うことができなくなった親しい友人たちへあえてメールではなく手紙を書いたり、こだわりの文具を集めてデジタルより手間も時間もかかる「アナログ」な書斎を家につくろうとする人も一定数存在するようです。
アナログな方法で書くことは、デジタルに比べると面倒なことも多いです。例えば、手紙を書いていて誤字脱字をしてしまうと、修正液やテープをつかったり、下手すると新しい紙に書き直されければいけません。スマホやパソコンで同じ文章を書いていたら、まちがえた形跡も残らないし、コピー＆ペーストで新しく文章を書き直すことも簡単です。

しかし、圧倒的にアナログの方が勝っているところもあると思います。
ペンならば紙に字や絵を描いていくときの書き（描き）心地。消しゴムならば、消すときの消し心地。スタンプならば押し心地。自分の感覚を研ぎ澄ますようにして道具をつかうということは、自分のリアルな体をつかった「体験」であるということです。
その感覚をめんどくさいととらえることもできますが、それが「楽しい」と思える人は、アナログな道具をつかって、勉強をしたり、誰かに向けて手紙を書いたりすることが、体をつかった「体験」として記憶に残るのではないかと思います。

今回は、「書斎」をテーマにしたステーショナリーショップ「アンジェ」さんに、おすすめの文房具を紹介してもらいました。
便利で手軽なデジタル製品をつかいつつも、ぜひ、ときどきはじっくりとアナログな文房具に触れながら「書く」ことを「体験」することも思い出していただきたいと思います。

MUCU Leather Ringnote

Lサイズ　￥4,400
Sサイズ　￥3,300

素材の持つ特性を最大限に活かし、変化を楽しみながら使い育てていくことのできるものづくりをする、ステーショナリーブランド、MUCU(ムク)。
厚手の切りっ放しの牛本革を表紙に使用した、方眼リングノートです。
植物タンニン鞣しの革ならではの深い味わいを、身近で感じられる贅沢なノートです。
万年筆と相性が良く、裏表の差異がない、コシのある上質紙(金菱)を中紙に使用しています。

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ANGERS Originalインク

￥2,420
夜空 (Yötaivas/ユオタイヴォス)
カンタレッリ (kantarelli/カンタレッリ)
ベリー (puolukka/プオルッカ)

セーラー万年筆のインクブレンダー、石丸治さんにフィンランドの自然の情景をイメージしたオリジナルインクを製作していただきました。
真冬の凍ったような夜の空、ベリーのジャム、黄金に輝くきのこ…
どれも独特の濃淡の出る素敵な色に仕上がりました。
日常のどのシーンでも使いやすい落ち着いた色味のインクです。

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硯筆箱

￥7,150

「伝統の打ち刃物を日常生活に」と、デッサンや製図などで鉛筆を使うユーザーへ向けた、打刃物切出しの鉛筆削り。
力の向きを1点に集めるように設計された円刃で、不慣れな方でも効率的な研削が可能です。
刃裏にはカッターや従来の小刀に比べ、木材に食い込みにくい加工がされています。
すっきりと収まる収納形態は、インテリアとしてデスク周りやリビングにも似合います。
ミズナラという樹種のモデルはアンジェ限定として制作していただきました。