十二月に入り気ぜわしくなり、お歳暮、クリスマス、大掃除と様々な事にまさに走り回る師走。
そんな中、十二月八日、事納めという慣わしがあります。
一年の仕事納め、農事納め、自然の恵みへの感謝の日。
自然の恵みだけにとどまらず、一年間を振り返りお世話になった方々、意外に忘れがちな、共に暮らす家族への感謝の気持ちを大切にしたいものです。
和菓子は月ごと、季節ごとに自然の流れに寄り添いながら愛でる、寿ぐ心で作られています。
沢山の意味や、思いが込められた小さなお菓子。
慌しい日々が続きますが、このような時こそ丁寧にお茶を淹れ、お菓子を囲んで一年の無事を思い、次にやってくる新しい一年へ願いを掛けてしばしの時を過ごして頂ければ幸いです。
今回の和菓子 「一口めで鯛」 練り切り製 (練り切り餡 フランボワーズ餡 小豆餡)
紅白の小さな練り切りは、小豆餡とフランボワーズ餡を包んだ小鯛。甘さ控えめなので、白ワインやシャンパンなどと共にお召し上がり頂けます。
和菓子製作:ゆり屋
自然素材のやさしい味の和菓子を手づくりしています。
ちょっと小ぶりで甘さ控え目ですので、日本茶だけでなく、コーヒーやワインと共にも召し上がって頂けます。
http://www.yuriya-gigli.jp