上品倶楽部的 和のアフタヌーンティー

和菓子アフタヌーンティー風室礼

親しい友人、家族とともに、お茶やお菓子を囲んで一服するひとときは安らぎの時間。ちょっと変化を求める方は、日本茶・和菓子セットを、英国式のお茶の時間「アフタヌーンティー」風にしつらえてみてはいかがでしょうか。

華やかなお茶の時間

 雨の雫で、木々の瑞々しさが増す季節。
 外出をせずに、おいしいお茶を丁寧に淹れ、小さなお菓子とともに和のアフタヌーンティを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 英国式アフタヌーンティとは、19世紀半ばから始まった、午後4時から5時くらいにお菓子と軽食を楽しむ優雅なお茶会。
 夕食前のひと時、一口サイズに設えたケーキ、クッキー、サンドイッチやスコーンを、3段の専用のスタンドに並べてお茶とともに頂く。
 上流階級の文化として広まり、それは社交の場として礼儀作法、室内装飾、調度品、食器、飾られる花、交わされる会話の内容にまでセンスと、知識などを要する場となりました。

 現在では、家庭でもティーパーティとして行われていますが、ホテルなどで頂くアフタヌーンティにはルールが存在します。ルールといっても食事の作法同様「他人に不快感を与えない」というのが基本で、日本の茶道のように、形式や、所作の流れなどの決め事が細かくあるわけではなく、あくまでもエチケットを守りつつ楽しむというルール。
 最初に、紅茶を選び運ばれたお茶を珈琲テーブルの場合、ソーサーごと持ち上げて頂く。
 そして、三段重ねのアイアンのティースタンドには、スコーン、ペストリー、サンドイッチの順番に並べられ、食べる順番としては、サンドイッチ、スコーン、ペストリー。
 ゆっくりと味わい会話を楽しむひと時。

 日本の茶道では、最初にお菓子を頂いてからお抹茶を飲み主人との道具やお菓子の問答という流れにはきちんとした所作のルールがあります。
 薄茶には落雁、雲平などのお干菓子、お濃茶には、練り切りなどの主菓子がお茶席に彩りをそえ、目で楽しむだけではなく季節の流れを表す需要な役目を持っています。

 お菓子とお茶を頂く、という簡素なものでなく、また、お茶会というかしこまったものではなく、英国式のアフタヌーンティになぞらえて小さなお重箱に、三種類のお菓子と、サンドイッチの代わりに丸く結んだお赤飯を詰め、取り皿を揃え、季節の草花を飾っていつものお茶の時間がゆっくりとしたお茶の
時間へと変わってゆきます。
 お菓子も種類にこだわらず、羊羹や、小さなおせんべいやお饅頭でも良し、お赤飯でなくても、小さく結んだおむすびでも嬉しいものです。



赤 飯
小豆ともち米を蒸しあげた赤飯。
前日からの下ごしらえと蒸加減が
出来上がりを決めます。



南瓜羊羹
羊羹製
蒸した南瓜を丁寧に裏ごしして
砂糖と寒天で練り上げた、優しい自然の味の羊羹。



紫陽花餅
道明寺製
抹茶餡を薄緑に染めた道明寺に
大葉を刻んでまぜ込んだあんで包み、
咲き始めの紫陽花に見立てた一品。



石清水
錦玉羹
甘納豆を錦玉でよせ固めて清流を表した、
爽やかな甘さのお干菓子。



和菓子製作:ゆり屋

自然素材のやさしい味の和菓子を手づくりしています。
ちょっと小ぶりで甘さ控え目ですので、日本茶だけでなく、コーヒーやワインと共にも召し上がって頂けます。
http://www.yuriya-gigli.jp