おもてなしの心 室礼

春のお彼岸

おもてなしの心 室礼
<春のお彼岸の室礼>ぼた餅、桜茶、春の花、香炉

今年の「春分の日」は3月20日です。この日は、昼と夜の長さが同じになり、太陽は真東から昇り、真西に沈みます。「春分の日」を真ん中にした一週間が「春のお彼岸」彼岸会(ひがんえ)となります。

「彼岸」とは「向こう岸」という意味で、仏教では阿弥陀さまのすむ極楽浄土とされています。そこは真西の方角に位置し、太陽が真西に沈むこの日、死後の世界と現世とが通じると信じられています。お彼岸の間には、先祖のお墓参りをし、「ぼた餅」をお供えして過ごす風習が今日にも伝わっています。「ぼた餅」の呼び名は、この季節に咲く牡丹の花に似ていることに由来。これに対し、秋のお彼岸には萩の花が咲くことから「おはぎ」と呼ばれるようになったようです。

「暑さ寒さも彼岸まで」のことわざのように、陽気も春めいてくるころです。春の花が咲きはじめ、自然界は芽吹きの季節をむかえます。ご先祖さまや故人に思いをはせ、春を感じに出かけたいものです。

(文・室礼/すずきあき)


素材提供:歳時あそびの会
「歳時あそびの会」は行事にこめられた意味を知り、ふだんの生活の中で日本の四季折々の季節感を愉しめる会です。ワークショップを通じて、四季折々のものを飾ったり、味わったり、作ったりします。不定期の開催となりますが、どなたでも気軽にご参加いただけます。
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