江戸建物探訪

三菱一号館美術館

東京駅から徒歩5分、東京メトロ有楽町駅からは徒歩7分、ひときわ目立つ赤煉瓦作りの外観。この華麗な建物はなんだろう?と思いつつも、ついつい通り過ぎてしまう建物。何度もこの建物の前を通りすがっていましたが、初めて美術館と知り驚きました。美術館は、鍛冶橋通り、東京フォーラムのはす向かいにあります。こじんまりとした建物ながら、存在感を放ちます。入り口は、緑あふれる公園を抜けた先に。丸の内のビル街にあってビジネスマンらしき方が中庭ベンチで休息、まさに都会の喧騒の中のオアシス空間です。

 

建物は1894年当時の復元
この美術館は、1894年、英国人建築家ジョサイア・コンドル氏の設計によるもので、当時三菱が東京・丸の内に建設した初めての洋風事務所。館内には、三菱合資会社の銀行部が入っていたこともあります。建物は、老朽化のため1968年に解体されましたが、2009年にコンドル氏の原設計に則って、ふたたび同じ場所に復元されました。階段部の手すりの石材など保存されていた部材を一部建物内部に再利用するなどの取組もなされています。
100年を経て、「三菱一号館美術館」として生まれ変わったわけです。


鉄骨階段

美術館の特徴
三菱一号館美術館のコレクションは、この建物ができた19世紀末西洋美術を中心としています。まさに、建築物との親和性。ロートレックのリトグラフやポスター、ルドンの「グラン・ブーケ(大きな花束)」、また19世紀西洋のジャポニズム運動の貴重文献など。

中央階段

建物すべてがアート
建物の外観そして内部、細部のディテールに驚きます。内部の鉄骨階段や小屋裏、煉瓦壁、3Fの暖炉など見ごたえ十分。また、中庭との一体感で、美術館というより、邸宅。全体にクラシカルでありながら優雅な空間が演出されています。

2階南側廊下

お客様はマダム・親子・カップル
この美術館に訪れるお客さまは、女性が多い。きっと美術や歴史を愛する、流行に流されない、しっかりとした趣味嗜好をお持ちな方と察します。最近はカップルも急増中。場所柄、丸の内で働く知的で優しいビジネスマンやOLの方々でしょうか。都内だけなく、新幹線を利用して東京出張の際に訪れる方も多いとか。全国にファンが増えています。

ガス灯とピンクのバラ


 

Café 1894
美術館の角には、Café1894があります。ここは、かつて銀行営業室として利用されていた場所。可能な限り忠実に復元されています。100年の時を超え、当時のビジネスの空気を感じながらくつろぐのも一興です。また展覧会とタイアップしたメニューもあります。鑑賞後のご休憩などにご利用ください。

 

明治期の旧銀行営業室

Store 1894
展覧会グッズ、オリジナルグッズなど世界中から集めた商品が豊富に揃うミュージアムショップです。展覧会鑑賞の思い出やギフトに最適です。

ただいま「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 −1780年パリに始まるエスプリ」展 開催中!
フランスのハイジュエリーブランド「ショーメ」展。ダイヤモンドのティアラやネックレスなどの宝飾品や未発表のデザイン画、写真など約300点が展覧されています。2018年9月17日まで。


展示室の様子

一号館広場

 


三菱一号館美術館
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2
アクセス:JR東京駅丸の内南口より徒歩5分 東京メトロ有楽町駅より徒歩7分

開館時間 10:00~18:00
※祝日・振替休日除く金曜、第2水曜、展覧会会期中の最終週平日は21:00まで
※入館は閉館時間の30分前まで  ※臨時の時間変更の場合あり 休館日: 毎週月曜(祝日・振替休日・展覧会会期中最終週の場合は開館) 年末、元旦、展示替え期間
※臨時の開館・休館の場合あり 入館料: 展覧会により異なる お問合せ: 03-5777-8600(ハローダイヤル)

 

 

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