和菓子歳時記

長月 秋の和菓子歳時記

暑い夏が過ぎ、空の高さを感じる秋がやって来ます。和菓子は、季節の移り変わりを色や形で表します。そのほかお菓子の名前、菓銘にも作り手の思いが込められています。 九月九日の重陽の節句には、菊にちなんだ銘。中秋の名月の頃には里芋の収穫時期にあたるので芋を用いた銘。十三夜は栗や豆を供えるため栗名月。秋分に来て春分に帰るという、雁。草花も季節に咲くもの、秋の七草の中から桔梗や萩。 十月には、秋明菊、山の紅葉を表す唐錦、実りの稲穂。十一月の七五三。陰暦の初亥の日に、子沢山の猪にあやかって無病息災と子孫繁栄の願いを込めた亥の子餅。柿や蔦、万作などの紅葉をさす、照葉。 季節や月ごとに、風習や草花、自然の移ろいにそって 小さなお菓子のなかに沢山の思いが込められています。 コーヒーも良いですが、美味しいお茶を丁寧に淹れて 和菓子と秋を味わってみては如何でしょうか。

今回のお菓子  「十三夜」 栗きんとん製 刻んだ栗を練り込んだきんとんで、後の月に 見立て小さな団子にまとめました


和菓子製作:ゆり屋

自然素材のやさしい味の和菓子を手づくりしています。
ちょっと小ぶりで甘さ控え目ですので、日本茶だけでなく、コーヒーやワインと共にも召し上がって頂けます。
http://www.yuriya-gigli.jp

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