ご馳走弁当

行楽シーズンに役立つ

花咲き誇る春爛漫の季節は、行楽シーズンでもありますね。
お花見を始め、梅雨が始まるまでのうららかな陽気の中で、心安い人たちと共に御馳走を楽しみながらお花を愛でたいものです。今回、上品倶楽部では、そんな行楽シーズンにぴったりの「御馳走弁当」をご提案いたします。

ご馳走弁当に舌鼓。

早春のみぎり、冬の冷たい気候が徐々に和らいでくると、様々な花々の咲き誇る季節となります。その代表格といえば、日本ではやはり桜。今年のお花見は、どんな人達と一緒に、どこに出かけようか、そんなふうに心踊らせながら楽しい想像を巡らすのも、春先ならではの慶びですね。そんな行楽には、やはり欠かせないのが、美味しいお食事です。大勢で楽しめる「御馳走弁当」をつくっていただきました。ちょっぴり粋に、重箱に彩り豊かに美味しいものを詰め合わせれば、どんな人でも顔を綻ばしてしまうことでしょう。
ありとあらゆるものが、手軽に手に入るこんな時代だからこそ、誰かの心のこもった料理を心安い人たちと共に楽しむことができたら、本当に心の底から癒される時間が過ごせるのではないでしょうか。
舌鼓とは、おいしい物を味わった満足感を舌を鳴らして表すことを言います。大切な人が鳴らす舌鼓に頬を緩めるようなひと時を思い描きながら、いつもより、少しだけ腕によりをかけて、頑張りすぎることなくできる「御馳走弁当」に挑戦してみませんか?

容れ物にも味わいをもたせて。

美味しいものをさらに美味しくさせるためには、なんといっても大切なのが盛り付けです。料理は彩りを豊かに魅せることが、何よりも大事。また、中身の料理に光があたるようにするには、容れ物を漆塗りの重箱などの深みのあるシックなものにすることや、籠や白木の器など、自然素材の容れ物を使って、盛り付けるのもおすすめ。お米や野菜など料理の素材は、当然のことながら、自然界そのものの色合いを持っています。ゆえに、自然のままの風合いを残した器は、その色調と相性が良く、素材の持つ色の力を、最大限に生かすことができるのです。また、大きな重箱などを使う場合は、なかに小鉢などを入れ子にするのもいいでしょう。腕によりをかけて作った料理は、最高に美味しく見えるよう、盛りつけしたいものですね。

白木の箱や、籠などの、日本古来から使われてきた器は、自然の色を生かすのに、もってこいの素材です。

A.春にんじんの豚巻ロール

一年中、スーパーに出回るにんじんですが、春だけはちょっと特別。冬の間、土の中で越冬させた春にんじんは、甘くてジューシー。肉質も柔らかいので、ちょっと一工夫して巻物に!
くるくるしたビジュアルは行楽気分もいっそう盛り上げてくれます。

<材 料>
豚バラ肉の薄切り 200g
にんじん 中1本
サラダ油 適量
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ2

1 にんじんは縦にスライスしてから千切りにし、耐熱皿にひろげ600Wの電子レンジで1分半加熱する。
2 豚バラ肉を少しずつ重ねながら縦に並べ、にんじんを横向きに乗せ厚みが均等になるよう並べ、手前から巻いていく。
3 フライパンにサラダ油を引いて熱し、 2 の巻き終わりを下にして継ぎ目がくっつくまで焼く。余分な脂をペーパーでふき取り、全体に焼き色をつけ、水・大さじ4(分量外)をいれ蓋をし、8分ほど蒸し焼きにする。
4 醤油、砂糖、みりんを入れ、全体にからませて取り出し、4等分に切る。


B.鶏の塩糀からあげ

塩糀に一晩漬けて片栗粉で揚げるだけ!お弁当の王様・から揚げを極限まで簡単にした一品。糀のチカラで、ふんわりジューシーに仕上がります。

<材 料>
鶏もも肉 1枚(約250g)
塩糀 大さじ2
片栗粉 適量
サラダ油 適量

1 鶏もも肉をひとくち大に切り、ビニール袋に入れ、塩糀を加えて、冷蔵庫で一晩おく。
2 鶏もも肉についている塩糀をぬぐい、片栗粉をまぶし、鍋にサラダ油を入れ170度位に熱し、揚げる。


C.酢じょうゆ半熟卵

お弁当に欠かせない玉子料理。いつもの玉子焼きもいいけれど、旬の季節は、半熟煮卵で気分を変えたい。酢醤油の味付けで、さっぱり仕上げました。

<材 料>
卵(常温) 2個
しょうゆ 大さじ1
酢 大さじ1/2

1 鍋に湯(分量外)を沸かし、沸騰したら卵を入れ、7分茹で、殻をむく。
※最初の30秒ほど、箸で卵をころがしてあげると、黄味が中央になります。
2 ビニール袋に、卵、しょうゆ、酢を入れて、空気が入らないように縛り、冷蔵庫内で一晩漬ける。
3 半分に切る。


D.厚揚げの桜海老みそ田楽

干し桜海老でつくる田楽味噌、食べれば口いっぱいに桜海老の春の香りが広がります。ピンクの色合いもお花見気分にぴったり!

<材 料>
干し桜海老 5g
白みそ 30g
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1.5
厚揚げ 1枚
ごま油 適量

1 干し桜海老は粉々になるまですりつぶし、白みそ、砂糖、みりんと合わせてフライパンにいれ、弱火にかけ2分ほど、とろみが出るまで練り田楽味噌にする。
2 厚揚げは4等分にきる。フライパンにごま油をひいて熱し、厚揚げを入れ両面に焼き色が付くまで焼く。
3 2 の厚揚げに田楽味噌をかける。


E.れんこんのごま塩きんぴら

醤油味のきんぴらが定番ですが、たまには塩味でさっぱりと食べてみませんか?れんこんそのものの素材の味をたっぷりと味わえます。

<材 料>
れんこん 100g
酒 小さじ1
塩 小さじ1/8
白ごま 小さじ1/2
ごま油 小さじ1

1 れんこんは乱切りにし、酢水(分量外)に20分位さらしてざるにあげ水気をきる。
2 フライパンにごま油を入れて中火にかけ、両面に焼き色がついたら、酒を加え、フタをして弱火で5分程蒸し焼きにし、れんこんに火を通す。
3 フタを取り、塩を加えて炒め合わせ、火を止め白ごまをからめる。


F.新じゃがの黒ごま粉ふきいも

新じゃがの季節。しっとりした味わいの新じゃがだからこそ、粉ふきいもが美味しい!どこか懐かしい一品を黒ごま風味で!

<材 料>
じゃがいも 小2個(200g)
黒ごま 小さじ1
★しょうゆ 小さじ1/2
★塩・こしょう 適量
★ごま油 小さじ1

1 じゃがいもの皮をむき芽を取り除き大きめのひとくち大にし10分程水に放ち、水気をきり鍋に入れ、かぶるくらいの水(分量外)を加えて、柔らかくなるまで茹でる。
2 ゆで汁を捨てて、弱火にかけ、じゃがいもを転がすようにし、水分を飛ばし、表面に粉をふかせる。
3 ボウルに★を混ぜ合わせ、じゃがいもを入れ、黒ごまを加えて軽く和える。


G.菜の花のメープルくるみ和え

菜の花があるだけで、お弁当の中にグッと春感が漂います。和え物にはナッツで味のアクセントをつけて、召し上がれ。

<材 料>
菜の花 100g
くるみ(ロースト済) 10g
メープルシロップ 小さじ2
しょうゆ 小さじ2
塩 少々

1 鍋に湯を(分量外)沸かし塩を少々入れて、菜の花を茹で、冷水に取り、色止めをして、水気を絞り、根元を切り落とし食べやすい長さに切る。
2 くるみを細かく刻む。
3 メープルシロップ、しょうゆ、くるみ、菜の花を和える。


料理監修:にじいろキッチン

祐成陽子クッキングアートセミナー卒業の同期生7人で結成したフードコーディネーターユニット「にじいろキッチン」。フードコーディネーター、調理師、食育インストラクター、保育栄養士、パンディプロマ他、10以上のフード系資格・検定を有する仲間たちが日々「美味しい!美しい!楽しいお料理」を研究しています。
レシピ開発から撮影スタイリングまで、お仕事のお問い合わせはホームページよりお願いします。

にじいろキッチンホームページ
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*今回の撮影担当コーディネーター:勝木友香、秋山佳代子