上品Review

音楽について

PAUL McCARTNEY

先日、ポール・マッカートニーの東京・大阪公演が発表された。
まさかの公演キャンセルという昨年のアクシデントを経て、「日本に戻る!」と公言していたポールが、約束を果たすため四月に”戻って”くる!
2013年のドーム公演から僅か半年。昨年5月は屋外=国立競技場二日目に加えて、ザ・ビートルズとして1966年以来の武道館公演まで発表され、チケットが十万円だったり、その十万円の二千席が即日完売だったりと、日を追うごとに様々な話題が報じられた。
しかし巨大文楽人形の様なロボットを引き連れて無事に入国審査もパスしたのにもかかわらず、まさかの体調不良で日本公演すべてが中止になってしまった・・・。
さて、その公演中止の報は公演当日の土曜日に発表された。
国立競技場へ向かう途中で中止を知ったファンは何を思ったか?何を感じたか?
少なくとも現場にいた自分が感じ、また周囲の人々が口々に語っていたこと。それはポールの安否だった。ガッカリした気持ちも間違いなくあった。
しかし「冷静に考えたら、七十一歳のお爺ちゃんなんだよなぁ」「とにかく早く良くなって欲しいなぁ」・・・。
そんな気持ちを抱きながらやりきれない感情をどこにもぶつけられず我々は国立競技場を後に、もと来た駅へ向かったのである。
なんとなくポールの体調を気遣う気持ちも含めて、これが日本人気質なのかと思う。
さまに「上品な日本人」。

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