密を避けて出かける海景をたのしむ旅

コロナ禍の生活が長引いている現在、日々の生活の中で様々なストレスを感じ、心身に不調を感じる人が少なくないと耳にします。これまで仕事や趣味で頻繁に外出していた人も、密を避けるために、交通機関を利用することを自粛しリモートに切り替えたりすることも多くなると思います。家の中でじっとしている時間が多くなれば、運動不足になったり、気持ちが塞ぎがちになったりと、感染症とは別の問題が出てきます・・・。

そんなときは、気分転換にドライブしながらのプチ旅行はいかがでしょう。
今回は都心から海をのぞみながらドライブを楽しめる南房総のルートをご紹介します。
＊撮影は、宮園輸入車販売株式会社（メルセデス・ベンツ中野）様にご協力いただいております。

今回選んだコースは、東京湾アクアラインを通って木更津方面に抜け、そのまま南下して富津、岩井を通り、房総半島最南端の野島崎灯台にて海景を楽しみます。帰り道、途中立ち寄れるおすすめスポットとして保田小学校とamaneをご紹介します。

房総フラワーライン

野島埼灯台

房総半島の最南端に立つ野島崎灯台は、白く輝く姿から「白鳥の灯台」ともよばれている、
フランス人技師により設計され、明治2年（1869年）12月に120万カンデラの光を点灯した歴史ある灯台です。
大正14年（1925年）に再建され高さ24mの白色コンクリート造りで、日本で2番目に古い西洋式灯台です。また、日本の灯台選にも選ばれており国の登録有形文化財にも登録されています。周辺は、南房総国定公園に指定されていて雄大な太平洋のパノラマを一望来ます。

海景に映える白く美しい灯台を眺めながら静かに時を過ごすと、心の中のモヤモヤも浄化されていきそうです

都市交流施設・道の駅　保田小学校

南房総へのドライブなら、ここは外せないスポットです。
道の駅が小学校？！と驚いてしまうかもしれませんが、ここは2014年に廃校となった千葉県安房郡鋸南町の「町立保田小学校」が学校としての役目を終えた後、施設の雰囲気をそのまま残しながら「道の駅 保田小学校（ほたしょうがっこう）」として生まれ変わりました。2015年12月にオープンされたあとは、
新しく道の駅として生徒ではなく、一般のお客様に喜ばれる施設になっています。
一風変わった道の駅である「道の駅保田小学校」では、元は学校だった建物の雰囲気を活かし、懐かしの給食メニューを提供する「里山食堂」をはじめ、オリジナルのソフトクリームやパンを販売するカフェや、中華料理、イタリアン料理店などが誕生したほか、体育館を利用した特産品を販売するアイテム数地域No.1の直売所「里山市場きょなん楽市」や、教室の面影を残す元教室の宿泊施設「学びの宿」、元職員棟2階の温浴施設「里の小湯」などがあり、訪れる人たちをどこか懐かしい気持ちにしてくれる魅力あふれるスポットです。
EV用駐車場もあり、道の駅としてドライブで立ち寄る人へのユーザビリティにも配慮されています。

かつては校舎として多くの生徒たちを見守り続けた建物が、道の駅に生まれ変わっています

今ではあまり見かけなくなった二宮金次郎にも会うことができます

教室の雰囲気をそのまま残した料理店。本格的な石窯で焼かれたピザは絶品です

揚げパン、ソフトめんと懐かしい給食メニューが味わえるのも保田小ならでは

廊下にはランドセルなど通学帽がかかっていて、ノスタルジックな気持ちに

教室に泊まるというなかなかできない経験も体験できます

元体育館だった場所は直売所に。魅力的な特産物がたくさん。おみやげはこちらで

　

　

amane

もうひとつのおすすめスポットは、2021年11月にオープンしたばかりの新しい宿泊施設、海辺のコンドミニアム「amane（アマネ）」です。
紀伊乃国屋グループがプロデュースする「amane」は、リゾートムードが漂うロケーションで楽しむ＜静＞の寛ぎと、心躍るハイグレードな＜動＞のカジュアルさを心地よいバランス感で愉しめる、大人のハイブリッドリゾートというコンセプトで創られました。
海辺の時間を贅沢に満喫できるリゾートで、全12室の部屋は、一部バレルサウナ付き（PREMIUM FLAT TYPE）だったり、愛犬といっしょに泊まれるお部屋（MAISONETTE TYPE）も用意されています。
すべての部屋に専用テラスとガーデンが備えられており、寝室スペースを除いて、ダイニングとテラス、バスルームは日本の土間のような感覚で靴のまま利用できます。
客室は本格的システムキッチンと大型冷蔵庫のあるコンドミニアムタイプなので、食事も好きなタイミングで自由なスタイルで味わえるのもうれしいポイント。地元で獲れた旬の魚介類による具沢山のブイヤベースや、丸鶏のグリル、季節に応じてシェフが仕立てた前菜やサラダ、またバーベキュー用の牛肉や豚肉などの食材が一式部屋に届けられ、他のお客様を気にすることなく、プライベートスペースにて食事を楽しむことができます。
また、PREMIUM FLAT TYPEの客室にはバレルサウナが併設されています。ここ数年、サウナ人気が盛り上がりを見せていますが、本場北欧生まれのバレルサウナを貸切で利用できる贅沢は、サウナーでなくとも魅力的です。サウナから出たすぐ脇には水風呂と外気浴ができる場もあり、思う存分“ととのい”体験をすることができます。

“紀伊乃国屋のNEXTグランピング”テーマの宿泊施設

海まで30秒の立地。天気のよい日には相模湾越しに美しい富士山や伊豆半島など絶景がたのしめます

犬と一緒に泊まれるお部屋もあり、愛犬家には嬉しい施設です

メゾネットタイプの客室　部屋からの羨望も抜群　いつまでも海をながめていたくなります

使い勝手の良いシステムキッチン付きの客室

地元で獲れた新鮮な魚介類をつかったブイヤベースは絶品です

バレルサウナの“バレル”とは“樽”という意味。ユニークな形ですが、天井の円型が効率的に熱を循環させて発汗を促す機能的な構造です