いわゆる旅のようなもの

野原こみち|2021年7月31日

昔から乗り物酔いする方で、あまり遠くまで移動しなければいけない旅行は得意じゃありません。
これまで、それを旅好きな友人から気の毒がられたこともありますが、私自身考えてみればそれほど残念なことと考えてはいませんでした。
私はとにかく、家にいることが好きなのです。家、という言葉にはざっくり、歩いていける近所も含まれていますが。
しかしなぜか、占いなどをすると「いつも動き回っていて、ひとつのところにじっとしていない」という結果がよく出ます。
「旅好き」「冒険家」などというキーワードもよく目にしたので、自分でも気がつかない本来の性分があるのでは?!と思っていました。
でもよくよく考えてみると、私の場合、「旅」とか「冒険」にあたるものが「読書」なのかも、と思い当たりました。
本を読みながら、物語の中でいろんな国には確かに行っています。
先日もずっと読みたいと思っていた大著を読み切り、今は旅の余韻に浸っているような気持ちです。
今度はどこへでかけようか、、と思いながら、図書館や本屋さんをめぐるのは、旅行代理店でパンフレットをみてる気分と似てるのでしょうか。
物は言いようといえばそれまでですが、自分の中では妙に納得する最近の発見でした。

writer ライター

野原こみち

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熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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