今こそ、ヒキガエル魂を見習う

多羅尾 伴内|2021年7月13日

梅雨明けもそろそろかな...
毎年被害が続出していた7月上旬の九州
今年は大きな被害の報告もなく、天に感謝ですねぇ
そんな梅雨の時期に観られる、不思議な儀式?自然の摂理...
太宰府を守護するかのように都の北東部に立地する、
標高830Mの修験道の霊峰..宝満山(ほうまんざん

その山を、麓にある池で生まれたヒキガエルたちが、一斉に登る現象です。
1cmにも満たない連中が、起伏を超え、天敵から逃れ、40日以上かけて
登り続けるのです。感動しますよねぇ。

1匹が約6000~15000個の卵を産むそうですが、3年後まで生き残るのは
千分の1だそうです。これも自らに課した過酷な宿命なのでしょうか。
この山は、毎日登る、1日に2度3度登るなど、多くの地元民に親しまれ、
低山ですが急峻な面もあり、階段状に続く登山道は歩荷訓練には最適です。
ヒキガエルを守る会も組織され、市民遺産にも選出されています。

登り切った後、伴侶を得て、出産のためにメスが雄をおんぶして、
麓の池にまた戻っていく姿が観られます。
運命に打ち勝って、力強く生き延びたもののDNAだけを
子孫に受け継いでいく...絶滅危惧種にならないための強いエネルギーを感じます。
自然界に生きるとは、この道、なんでしょうねぇ...あっぱれ!

writer ライター
多羅尾 伴内
酒と旅と歌をこよなく愛し、
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて