小暑がすぎて
梅雨明けまじかになると
ラブラドールレトリバー×シェパードのミックスだった愛犬が
虹の橋を渡った日を迎えます。
2015年7月13日で6年になります。
母の夢には時々登場しているようですが、
私の夢にはまだ一度も出てきてくれず、
いつも傍にいるから!というサインなのか、少し寂しくもあります。
この写真は、最後の初秋9月末頃の朝のいつもの姿
お散歩がおわり、朝食も終えて、私も作業をはじめるとその近くの
ここでカモシカやサルやキツネが通るのを耳だけ動かしながら静かに眺めていました。
私の洋服などの作品を見やすくディスプレイしている部屋でしたから、
お店番のつもりでしょうか、お気に入りの定位置でした。
自力で立ったり歩き回ったりできた最後の方の姿です。
毎年命日の朝食には思い出のシナモン・フレンチトーストを作ります。
なぜなら、
彼女は犬生の15年のほとんどをシフォンケーキ工房の看板犬としてすごしました。
卵、砂糖、小麦粉、バニラ、シナモンはきっと懐かしい思い出の匂い。
旅立つ前日、朝ごはんはまったく食べず、このフレンチトーストの方を珍しく欲しがり
目で要求していたので、私が何か感じて思わず食べさせてしまったのですが、
嬉しそうにパクパクと食パン1枚分たいらげてしまったのです!
そして、それが最後の食事となりました。
懐かしい大好きな香りに包まれてその十数時間後に旅立っていきました。
あげてよかったな、と心から思いますし
私たちをつなぐ大事なメニューとして残してくれました。
この話題は数年前にも書いたことがあります。
今年も読んでくださりありがとうございました。
writer ライター
LM
モード評論、アパレルMDを経て独立。
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。
HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。
HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/