若葉と若葉のあいだから

野原こみち|2021年5月9日

年が明けてから駆け抜けるような4ヶ月。桜の花も落ちて木々は新しい若葉をたくさん茂らせる季節となりました。
いく度目かの緊急事態宣言が発令され、ゴールデンウィークは昨年に引き続いて、静やかな連休に。遠出はせずに自宅で過ごしました。
時折、運動不足解消のためにほぼ生活圏内のご近所を歩きつつ、物思いに耽ってみたり、ただただなにも考えず、ぼうっとしていたりしましたが、十分知っているはずのご近所でも一本知らない道に入ったりすると、途端にみたことのない景色が見れたりして、なんでもないようなお散歩でも案外楽しんでいる自分がいます。
青々とした若葉がついた街路樹の、葉と葉のあいだから差す光がつくる影の美しさとか、心地よく吹くそよ風になんとなく夏の気配を感じたりとか、ささやかな身近な季節の変化を肌で感じるのも楽しいのですが、ただ、ぼんやりしているとあっという間に時間が過ぎてしまうな、と急に寂しい気持ちになったりしました。

散歩の合間に、新しい料理とか仕事のアイディアとかを思いつくことも多いのですが、そういえば、コロナ後に旅行に行きたい場所とかメモしておこう、とか思ったことも、ちょっとしたアイディアとしてカウントしている自分がいます。(実行にうつすかはさておき・・・)

写真は、散歩の途中で急な雨に降られ、思わず駆け込んだ世田谷代田駅の中にあった、かわいいジオラマです。

writer ライター
野原こみち
熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。