体感時間

中館慶子|2021年4月16日


いくつになっても
向上心、勉強心のある人がいる。
いや、好奇心と言った方が正しいのだろうか。

スポーツ、ヨガ、絵画、短歌、語学、海外旅行。
挙げるとキリがないが、
70歳、80歳から始めたなんていう話を聞くと
本当にスゴイと思ってしまう。
90歳のおばあちゃまなんかは「毎日英語を勉強している」
とテレビで生き生きと話されていた。

自分の母親も、
調理師の資格を取ったとか
ヘルパーの資格を取ったとか
お茶を習い始めたとか
ボランティアに参加しているとか
焼き鳥屋でバイトを始めたとか
そんなことを口にするようになったのは
50歳、60歳を超えてからだった。

若い頃に比べると
時間があっという間に過ぎる、
というのは多くの人が口にするが。
だが、同じ時間でもたくさんの出来事が詰め込まれると、
体感時間も長くなるのだそうだ。
いろんな場所へ出かけたり、細かな体験を積み重ねる。
工夫次第で時間は2倍にも3倍にも感じられるらしい。

一年なんて、まばたきを2?3回したら過ぎる!
こんなことを口走っていた自分のなんと愚かなことか。
せめて、好奇心が向くものには向き合ってみようと思う。

writer ライター
中館慶子
北海道生まれ。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。