街が変わるってこと。

mon|2020年11月14日

私は18で上京してから、ずっと世田谷区の半径3km以内の土地に住み続けています。
ただなんとなく下北沢から近いところに住みたい、と思って、自転車でシモキタまですぐの距離に最初に住み始め、その後、縁あって下北沢の会社で10年以上も働き続けていたので、自分の中で一番身近な「街」というと、下北沢になります。
思えば私が上京した当時、まだ小田急線は地上を走っていて下北沢の駅も年季の入った古い駅でした。
そして、ながーい工事期間を経て小田急線は東北沢から世田谷代田間で地下にもぐり、梅ヶ丘からは今度は高架のピカピカな駅になったわけですが・・・。
それだけの大工事を行うとやっぱり街の姿は大きく変わるものだなと、実感しました。
なんだかごちゃごちゃしててボロボロしたところもあって、良くも悪くも迷路のようだったバラックなども、だいぶ前に取り壊されてしまって、すっかり綺麗に整地された場所を眺めると、「あれ、もともとここは何があったんだっけ?」と、しばし自分の頭の中でタイムスリップしてみたりもするのですが、、、寂しいことに、だんだんと昔の街が思い出せなくなっていたりして、なんだか寂しくなってしまいました。
しかし、新旧比べてどちらが良いかなんて、多分人それぞれで違います。街は生き物みたいなもので、そこに並ぶお店や訪れる人、その時代の大きな流れのようなもので、生き物のように変化し続けていくのだと思います。どんな街であっても。

下北沢と世田谷代田の間というと、以前は住宅地が中心でかなり静かな通りだったのですが、使われなくなった線路の跡地を使って、新しい街並みができていました。ボーナストラックと名付けられたこの場所は、今までなかったような雰囲気をもつ場所です。飲食店や物販店に加えて、コワーキングスペースやシェアキッチンなど、多様なスペースが存在しているようです。
旧線路だったところがそのまま遊歩道のように細長く続いているので、お散歩をしながら楽しめる場所になっています。
新しく生まれた街並みも、訪れるたくさんの人の記憶に、良い思い出の1ページとして残っていくと良いですよね。とても、雰囲気が良いところなので、新しい街とも仲良くしたいなと思います。

writer ライター
mon
グラフィックデザインやイラストなどを生業としています。
山育ちののんびりやですが、現在は東京暮らし。
寒いのが苦手。夏は扇風機派。
いつも何かを作りたくて仕方がない性分です。

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