なんにもない!?

中館慶子|2020年7月22日

 

 

 

 

 

 

 

振り返ってみると。
幼稚園、小学校、中学校、高校、専門学校。
通っていた学校はすでになくなっているか、
統廃合によりその名を変えている。

社会人となり、いくつかの会社にも所属したが、
そのすべてが今はなきものとなっている。

生家すら何年も前に取り壊し、
故郷に帰るといっても姉の住むアパートに宿泊するだけで、
幼い頃に見た窓からの風景とははあきらかに違うわけで。

昨日までの足取りを目で確かめようにも、確かめる術がない。
ややっ!軌跡がない!? 全部記憶は妄想?
なんて、SFチックに考えて笑ってしまうが。

20代の頃に通った街の駅もすっかり姿を変えていて。
眺めながらつくづく思った。

ま、長く生きていると、そんなものか。

writer ライター
中館慶子
北海道生まれ。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。