目指す光の方へ

野原こみち|2020年6月20日

心の中がざわざわとしてしまいそうになるとき、テレビもつけず、スマートフォンのSNSも開かずに過ごしてみることがあります。
そんな風に一日を過ごしてみると、忙しい時には気がつかないような、些細なことにふと目を留めたりできるようになります。
日差しの暖かさ。窓から流れる風のやわらかさ。通りを歩く人の足音。いつも触っているタオルの感触。
当たり前にあるようなものでも、改めて気にしてみると、いつもよりも心地よく感じるような気がしてきたり。

意識というのは、不思議なものです。何かに気を留めるだけで、自分の感じ方に変化があります。
今日という日は二度と来ない一日で、いつもできれば、そうと意識して過ごせたらいいのだけれど。
ついつい、忙しさにかまけて、平凡なただの一日だと、過ぎていく時間に意識もせずに、気がついたら一日が過ぎてしまいます。

ただ、何もしなくても、可能な限り、正しい方向へと進むことができたならば。
あらためて、日々を思い返すことができる日には、どうか明日がまた光の射す方へ歩み進める一日であるように、と、祈るような気持ちになります。

writer ライター

野原こみち

野原こみち

熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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