物思い

野原こみち|2020年4月20日

家に蟄居する日々が始まって、もうそろそろふた月が経とうとしています。
未だ目に見えぬ脅威は去らず、目に見えないゆえにすぐそこにあるように思えてしまいます。
不要不急の外出はしないまでも、それでも外へ行かなければいかない用事もあり、そんなときはマスクで顔のほとんどが隠れているのに、まだ身を隠すようにこっそりと、俊敏に用を済ます。忍びの者にでもなったような気もします。
離れて暮らす両親、友人たちの身や心持ちも気になり、普段よりもメールなどで連絡を取るようになりました。
なぜだか、疎遠になってしまった古い友達や、知人の顔も思い出すのも、人恋しい所以でしょうか。
孤独に慣れたつもりでいても人は一人では生きていけない生物らしい。
みんなどうしているのだろう。

雨降りの後は、虹が出る。
どうか、乗り越えたその先には、良いことがたくさんありますように。

writer ライター

野原こみち

野原こみち

熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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