桜も咲いているのに

中館慶子|2020年3月31日

東京も外出自粛要請となり。

基本の手洗いやうがいに加え、
自分で出来る範囲の対策をとり、
日に日に拡大する感染者の数におののきながらも
冷静に対応しようとしていたのに。

会社の近くのスーパーに飲み物を買いに行くと
いくつもの買い物カゴに食料品を山と積み、
レジ待ちをする人の長蛇の列がそこにはあった。
そこで「ああ、そうか」と。
またもや、買いだめか。

マスク、トイレットペーパーに続き、食料品。
1カ月間自宅から一歩も出られないというわけではないのに。
無意味とは言わないが、本当に買いだめが必要なのか、
冷蔵庫の中身や家中のストック品と相談したの?と問いたい。
危機感からとる行動というより、
なぜかイベント感が垣間見えるのは、自分だけだろうか。

残念でならない。

仮に、流通が滞って食料が手に入りにくい状況だとしたら。
それこそ、分け合う、という心持ちが大切なんじゃないの?と。
トイレットペーパー騒動のときも、残り2ロールを横目に、
なんとかなる、ならなくても工夫する。と思っていた。
不便さや不自由さから、人はアイデアを生むものなんだし。
かくいう自分は、不便さや不自由さを多く感じて生きてきたから、
日々の生活レベルならそこそこのアイデアで
乗り切れる自信がある。気がする。おそらく。

東京、いや日本、いや世界中。
早く早く終息しますように。
そして、いろんなお祝い事の気持ちまで自粛せざるをえない方々が、
1日でも早く晴れやかにお祝いイベントができますように。

writer ライター
中館慶子
北海道生まれ。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。