いつものサムライファームまで友人と一緒にドライブ。
友人は実家で作業、私はそこからバスで大川市へ。30分くらいかな。
大川市は家具の街。筑後川河口に位置し、
私の農作業の拠点でもある日田市はその上流。
日田は木材の街、その昔、木材を筏で運び、大川で加工していた。
大川栄策、陣内孝則、古いところでは作曲家の古賀政男の出身地でもある。
私は、生まれは大牟田、その後大川に転居し小学1年まで住んでいた。
それ以来の巡行だ。
まずは、市立図書館に行って、市の歴史や地図を確認。
大川は、お隣の柳川や筑後川対岸の佐賀と同じように、クリーク(用水路)が走っている。
有明海の潟のように、川底も川岸も泥であるため、キレイとは言い難い。が、風情がある。
昭和生まれだけが感じることかも...昔の青べかの浦安にも通じるものがあるかも...
古賀政男記念館から私が当時住んでいた町名の通りを歩く。
通った保育園があった神社...こんなに狭かったかな、小さかったかな...
久留米藩と柳川藩の藩境の地区、醸造業を営む家屋を中心に昔の街並みが残されている。
船溜まりとなった川岸に、近江のようにヨシが育つ。水質を浄化するヨシの適正管理が行われ、今月刈り取りされ、春に芽を吹く。今では200人規模で作業が行われるそうだ。
そして、この花宗川が筑後川に流れ込む。そこに昇開橋がいまもある。
佐賀までの列車運行用に建設され、船の往来をも可能にする昇降型鉄橋。
その佐賀線も随分前になくなったが、地元の要望で残され、歩道橋となっている。
街並みは大きく変わり、暮らす人々も変遷したが、時の流れだけは穏やかに流れている。
マンドリンのトレモロが川の渕を漂っていた...
writer ライター
多羅尾 伴内
酒と旅と歌をこよなく愛し、
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて