本棚

中館慶子|2019年11月19日

他人の本棚を見る機会がたまにある。
友人宅、親戚宅、取材先、などなど。
その方の内面を覗き見してしまうようで、
あまりジロジロと見るのは失礼かとは思うが、
何しろ本が好きだからつい目がいってしまう。

特に親しい人だと
そのラインナップと傾向から
へえ〜、と思うことがしばしばある。

普段は冗談ばかりの人が
哲学書や経済などの小難しそうな本を読んでいたり。
博識な人の書架が漫画本で埋めつくされていたり。
あるいは、読書の習慣なんて皆無だろうと勝手に決め付けていた人が
意外にも本の虫だったことが判明する本の量を所持していたり。

歴史好きの祖父は、時代小説ばかり。
囲碁好きの父は、囲碁の本ばかり。
編み物好きの母は、編み物の本ばかり。
そんなわかりやすい構造ばかりじゃないのだと
他人の本棚を見て思う。

ちなみに、自分の本棚はというと、
純文学と大衆文学メイン、そして広告関連の本がちらほら。
なんてわかりやすい構造だ!

※写真は、細野晴臣デビュー50周年記念展「細野観光」の展示より

writer ライター
中館慶子
北海道生まれ。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。