他人の本棚を見る機会がたまにある。
友人宅、親戚宅、取材先、などなど。
その方の内面を覗き見してしまうようで、
あまりジロジロと見るのは失礼かとは思うが、
何しろ本が好きだからつい目がいってしまう。
特に親しい人だと
そのラインナップと傾向から
へえ〜、と思うことがしばしばある。
普段は冗談ばかりの人が
哲学書や経済などの小難しそうな本を読んでいたり。
博識な人の書架が漫画本で埋めつくされていたり。
あるいは、読書の習慣なんて皆無だろうと勝手に決め付けていた人が
意外にも本の虫だったことが判明する本の量を所持していたり。
歴史好きの祖父は、時代小説ばかり。
囲碁好きの父は、囲碁の本ばかり。
編み物好きの母は、編み物の本ばかり。
そんなわかりやすい構造ばかりじゃないのだと
他人の本棚を見て思う。
ちなみに、自分の本棚はというと、
純文学と大衆文学メイン、そして広告関連の本がちらほら。
なんてわかりやすい構造だ!
※写真は、細野晴臣デビュー50周年記念展「細野観光」の展示より
writer ライター
![中館慶子](https://johin-club.jp/assets/uploads/2017/08/nakadate_profile.jpeg)
中館慶子
北海道生まれ。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。