静岡県から東北にかけての広い範囲を荒らして過ぎた台風19号。
我が家は、幸いにも無事でしたが、
それぞれの日常を奪った台風被害の復興はこれからです。
日本に被災地がまた増えてしまいました。
日本に起こっている異変を強く感じています。
台風の予想進路の精度があがっていることで、
テレビ局が連日情報発信、分析してくれるのは、ありがたいのですが、
来る来る、と差し迫る緊迫感が長い時間あって心身に堪えました。
私は、食糧の備蓄含め家の台風対策を4日位前からやりました。
アトリエは、路面店舗仕様なので今まで経験したことのない台風だと聞き、
甘くみてはいけないと思いました。
商品や生地をどんどん2階や高所へ上げて、養生を厳重にしました。
夜になるとずっとテレビにかじりつき、
スマホにはレベル4・避難指示が鳴りやまず、消防団の呼びかけもありました。
養生した小窓から15分おきに外の様子と匂いを確認していた限り、
覚悟していたほど豪雨と強風ではなく、スムーズに雨水が流れていました。
そして、23時すぎると静かになり、すぎたんだな、と思いました。
イタリアの避難所は各家庭に一部屋(テント)あって、
狭くてもベッドでホテルのようだと評判で、もちろんペットは家族同様ですし、
食事もキッチンカーで温かいものがふるまわれ、甘いものもワインも用意されています。
なるべく日常からかけ離れない日々が送れるようにと心身に配慮されているそうです。
日本は、同じスフィア基準とは思えないクオリティー。
すんなりと行かれるような避難所であれば、避難の遅れもなくなると思います。
私は3.11の時、避難所を見に行っただけでしたが、
「犬は駄目だよ、アレルギーの人がいるし、衛生上・・・」と言われたことが頭から離れません。
今回も避難を避けた一人でしたから。
翌日の青空を見上げて、守られたことに感謝しました。
writer ライター
LM
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。
HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/