「ありがとう」しかない!

編集部|2019年7月28日


悲しい話は今は欲しくないと思っていても
別れは突然にやってくるものですね。

いくら覚悟をしていたとはいえ。

私ごとで申し訳ありません。
今回は我が家の猫の話です。

おそらく、19年前に我が家にやってきた黒猫
出あった時、この子は家の近くの駐車場で泣いていました。
首輪もつけず、ガリガリだったので捨て猫だろうと思っていましたが
飼い主は近くに居たと思われます。(きっと居た)
だから人懐っこいのか、それとも助けて欲しいと足元に擦り寄ってきたのか。
抱き上げると、体中の毛が染められ、縮み、痛々しい姿でした。
でも、顔はあどけない子猫そのものの顔でした。
完全に虐待されいる子猫でした。飼育放棄したのでしょう。

当時、その駐車場近くの体育館へ太極拳を習いに通っていて
このときは太極拳へ向かう途中でした。
あまりに近寄り、泣くので「よし、帰りにまだここに居たら連れてかえるね」そう言って
太極拳の教室のあと、駐車場へ立寄ると・・・・居ました。

すぐさま抱きかかえ、家へと・・・

それから19年間、我が家の一員で居てくれました。
黒猫ですが、足元が綺麗に足袋かソックスを穿いているように白かったので
「タビ」と名づけました。
拾ったあの日、綺麗にシャンプーして大量のノミから開放され、虐待されないという安堵感からか
スヤスヤ寝ている姿が今でも思い出されます。

タビの最後は足腰がまったく立たなくなった一週間だけ寝たきりで
亡くなる前日までお水も自分で飲めたし、ご飯は2日前まで少量だけどきちんと食べてくれました。
私の勝手な方針から動物病院へは連れて行かず、静かに最後の日を向かえることにしたのです。

大切な人が居なくなってからここ半年は、私の傍から片時も離れずに居てくれました。
そんな優しい子が居なくなって、当然心は折れてしまいましたが
なんだか今でも近くで見守ってくれているようで、心が冷めず、温かいのです。

亡くなった翌日に火葬していただきました。
本当にあなたには「ありがとう!」しかないよ。
そう言って、最後のお別れをしました。

私事の話、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

writer ライター
編集部
射手座・A型、夫と2匹のネコと同居中
趣味のフライフィッシングをいつまで続けられるかが最大のテーマ。
昔流行った「脳内メーカー」によると
私の頭はすべて「食」によって構成されているようです。
しかし食以外でも、人の手が関わった仕事やモノ・コトが大好きです。