「ナポリタン人気」なるキーワードを目にするようになって久しい。
喫茶店減少や本格的パスタ台頭で影が薄かったナポリタンが、再び注目されているそうである。
あちこちに専門店が出来たり、横浜の町おこしの看板になったり…。
そもそもナポリには“ナポリタン”なるメニューなどないのは、有名な話。
“冷やし中華”が日本で考案されたのと同じである。
ナポリタンは、横浜のホテルニューグランド第2代総料理長である入江茂忠が、
第二次世界大戦後にアメリカ兵がスパゲティにケチャップを混ぜて食べていたのを見て考案したとされている。
(玉下は映画「コクリコ坂から」を観たときに初めて知ったんですが…)
そう、大切なのはナポリタンは決して“パスタ”などと呼んではいけない!
あくまでも“スパゲティ”である。
アルデンテなんてダメダメ!
麺は茹で置きじゃなくちゃ!
コラムニストの泉麻人さん曰く、
「冒険せず食べ慣れた味で落ち着きたい。安くお腹を満たしたい。
そんな安定志向がある気がします。
あと10年は黄金期が続くかな」 と…。
いやいや、ナポリタン自身にはに黄金期という感慨はない。
ちなみに玉下のお薦めナポリタンBEST3は、
1位 新橋「みやざわ」
2位 四谷三丁目「こくている」
3位 神保町「さぼうる」
です。
「さぼうる」を3位にしたのは、
玉下がレコメンしなくても此処のナポリタンは既に有名だから。
逆に「みやざわ」と「こくている」は
滅多に雑誌やwebでも紹介をされない、老舗ながら隠れた名店。
夜な夜な1960+世代が舌鼓を打っています。
東京以外の方には馴染みがないエリアですが、食べログなどで探して訪れてみてください。
もちろん“ナポ”以外もお薦めのメニューを安価で食べられます。