アカスリ@スーパー銭湯

小李富|2016年7月2日

スーパー銭湯

スーパー銭湯は、入浴設備に温泉、露天風呂、薬風呂といった各種の風呂、
サウナなどの付加的な設備を充実させ、
食堂や理髪店などの各種施設・店舗も併設しているのが、普通の銭湯との差らしい。

もともとカラスの行水。風呂に長く浸かっているなんて退屈で仕方がない。
さて、今回の目的は風呂ではない。「アカスリ」である。
日頃の無精を一気に解消するのにもってこい、なのだ。

15~20分は、湯に浸かって体をふやかす。 (早くも退屈する)
予約の時間だ。いよいよ(いそいそ?)アカスリ室へ。
今日のアカスリ嬢は歳の頃なら30半ば。
場末のスナックにいるような雰囲気と言っては失礼か(笑)

まず、仰向けから。
ぺらぺらダブダブのパンツをふんどし状に極限までめくりあげられるのが恥ずかしい。
顔は冷たいタオルでおおわれているから何も見えない。

ゴシゴシ・・・ 
独特のざらつきがある専用スポンジでこすられる、こすられる。
小さな痛みと心地よさが同居する時間。

「はい、いっぱい出ましたよ~、後ろも楽しみですね~うふふ、
 じゃあ、うつぶせになってください」
聞きようによっては、かなりアブないセリフだが、ここはアカスリ室である。

ゴシゴシ・・・
首や肩、そして普段手が届きにくい背中はたいそう気持ちいい。
パンツをめくってお尻をこすられるのを恥ずかしがる歳ではないけど、やっぱり恥ずかしいぞ。

「ああ、やっぱりいっぱい出ましたね」
なにやらうれしいような誇らしいような・・・?
日頃の無精がバレるようで、やっぱりバツが悪いような・・・

その後、ボディシャンプーで洗ってもらい、ぬるぬるの液体でマッサージ。
これがすこぶる気持ちいい。
最後に乳液を塗ってもらって、終了。至福の30分、3000円也。

「お水を飲んで、サウナに入るといいですよ」
優しくて力持ち。アカスリ嬢の声を背中にアカスリ室を出る。
ありがとう、アドバイス通り、サウナへ行くよ。

およそ1kgのマイナス。
それは、水分か、アカの量か。

いかんせん僕らは汗をかく機会が少ない。(イヤな汗ならかくことは多いが・・・)
同世代諸氏、いい汗、かいていますか?
たまにはスーパー銭湯でアカスリはいかが?
場末のスナック嬢的アカスリ嬢が優しく新陳代謝を促進してくれます

writer ライター

小李富

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