よっしゃ!

中館慶子|2019年2月19日


10年ぶりくらいだろうか。
インフルエンザに罹ったのは。

猛威をふるっているというニュースを横目に、
どこか他人事でいたのだが。
最初は喉が痛みが強かったから、
インフルではなくいつもの扁桃炎か何かだろうとタカをくくっていた。
病院へ行く朝も、38度の熱があってさえ
インフルじゃないことを確認しにいく、くらいの気持ちでいた。

結局はインフルだったわけで、
40度の高熱にうなされながら
休みを余儀なくされた間の仕事のことを考える。
ゆっくり寝ていられるわけもないぎちぎちのスケジュールのはずなのに、
いざとなればどうとでもなるものだ。
ちょうどその頃、うちの会社はパンデミック状態。
私ひとりで焦っても、まわらないものはまわらない。

そう開き直ると、
久々に買った小説を手にとる。
しばらく読み進めては寝落ちし、
目が覚めたらまた再び読みはじめる。
時間も何も気にすることなく。
体調さえ良ければなんと贅沢な過ごし方だろう。

数日後、無事に仕事に復帰したものの、
10年くらいまえの悪夢がよぎった。
1シーズンに2タイプのインフルに罹った経験を。
インフル、風邪予防と花粉症対策。
当分はマスク生活だな。

お部屋に飾ったラナンキュラスの「よっしゃ!」のポーズのように
気合を入れなおそう。

writer ライター
中館慶子
北海道生まれ。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。