振袖の行方

中館慶子|2019年1月22日

お正月休みは帰省していたために逃していた初詣、
先日の成人の日にやっと明治神宮へ。

成人の日だけあって、
振袖姿の華やかなお嬢さんたちがいっぱい。
いつの頃からなのだろう。
ママが来ていた振袖をそのまま、あるいはリメイクして着る
「ママ振り」なるものが流行っているそう。

確かに、振袖は着る期間が限定されているし、
そうそう何度も着る機会は訪れない。
かといって、買ってもらった振袖だから
思い出の品として大切に仕舞われる。
かくいう私も、買ってもらいました。
成人式、従姉妹の結婚式など着たのは3回くらいかな。
のちに、随分年下の友人、母親の知り合いの娘さんの成人式に
貸してあげる機会があり、振袖としては活躍した方だと思う。

私に子がいないゆえ、引き継いでくれる人もおらず、
実家に大切に眠り続ける振袖はゆくゆくどうしたらいいのだろう。
しかも姉のもある!
「ママ振り」のようにポジティブな活用方法はないかなぁ。
そんなことを考えながら参道を歩く。

出遅れたと思った初詣も、なかなかの人出。
晴れた成人の日に、はるか昔の成人式と振袖の未来を思った。

writer ライター
中館慶子
北海道生まれ。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。