痛風日和④ そのお寿司こそ・・・

小李富|2016年5月8日

東北に出張の折、とある新幹線の駅でまだ時間があるからと数人で駅ナカの寿司屋に行くことにした。
美味しい。決して美食家ではない僕でも、その真摯な美味しさは十分にわかった。
しかもリーズナブルだ。大将の人柄もうれしい。
みんなで舌鼓を打ち続け、もう1本新幹線を遅らせよう、と盛り上がっていた。

店内に貼り巡らされたメニューの中で、ふと目に入ったのが、
「痛風セット」。
ウニ、イクラ、かつおを1貫ずつ握ったセットである。
大将曰く「しゃれですよ、ふふふ」。
そう、ご存じのように、ウニ、イクラ、かつおは、プリン体含有量が多く、痛風持ちとしては避けねばならない食べ物だ。

寿し_痛風セット

大好物である。
出張中ずっとノンアルコールビールで通し、すっかり痛風が板についてきた僕ではあるが、
この「痛風セット」を諦めるのは辛かった。

「大人買い」、「大人食い」とは、親から離れ、自分で稼ぐようになった「大人」が、
好きなものを大量に買ったり食べたりすることで、誰しも何かしらの経験があるのではないだろうか。
「大人」になって、いや、「大人」になったからこそ、また諦めなければならないことがあるとは・・・
みなさん、「大人」としての体調管理にはくれぐれも気を付けましょうね。

writer ライター

小李富

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