山歩きをする時に
いつも目にしている「苔」の存在。
森林帯を歩く時にはいろんな種類を見かける。
その中でも岩についている苔を見るのが好きだ。
ただの岩だけだと、それほど魅力を感じないのに
苔が付いている岩を見るとなぜか引き込まれるのはなぜだろう。
日本人には「侘び寂び」を感じる感性があると思うが
きっと、そのせいだろう。
一口に苔といっても
コケ類(コケるい)や蘚苔類(せんたいるい)、
蘚苔植物(せんたいしょくぶつ)と呼ばれる存在であり
世界中には約2万種の苔が存在しているとか。
確かに近づいてよく見て見ると、様々な種類の苔が同じ岩や倒木に上手に付いている。
それは誰かがレイアウトしたかのように美しい造形美となっている。
いや、人の手では出来ない自然だけがなせる技なのだろう。
山歩きの楽しみは、登頂の達成感を抱き記録を伸ばすこともひとつだが
こうして、いろんな自然の営みの元となる植物や生物の生態を知ることが
大きな収穫となる。
かなり遅まきではあるが、
今年の秋は苔図鑑を片手に歩いてみようと思う。
writer ライター
コトヒラガクト
親の影響で幼い頃から山や川に慣れ親しんでいたので
今だにその影響が持続している40代の自由人
(仕事はしております)
特に、早朝の山と夕暮れの川の景色が好きです。
ちょっとのスキに、どこでもいいので自然が感じられるところへ
出かける時間を作っている。
今だにその影響が持続している40代の自由人
(仕事はしております)
特に、早朝の山と夕暮れの川の景色が好きです。
ちょっとのスキに、どこでもいいので自然が感じられるところへ
出かける時間を作っている。