離れた家族との連絡を絶たれることが、やはり一番コワイ。
豪雨や台風や地震が相次ぎ、備えあれば憂いなしということで、
手回し式の充電器を求めて家電量販店へ。
防災コーナーではあらゆる品が並んでいたが
肝心の手回し式充電器がない。
店員さんをつかまえて尋ねてみると
「どこのメーカーも在庫切れなんですよ」と。
「でもつい先ほど、やっと数点入荷できたので今お持ちします」
ああ。よかった。と胸をなでおろす。
製品の比較・選択の余地はないのだが、贅沢は言っていられない。
「これ、ください!」
いざ、北海道へ。私が帰省した時期は、
ライフラインも復旧し、
すでにスーパーでもほとんどの食料を入手できるようになっていた。
いつもと変わらぬ、大きく綺麗な夕焼けが広がっていた。
それでも体に感じる余震は何度かあり、
ついこの間、だったんだなぁとしみじみ思う。
どこに住んでいようが、いつの季節だろうが、
どこか距離感のあった「もしも」は、すぐそこにある「もしも」となった。
今週末は自分なりの非常用持出袋を完成させようと思う。
writer ライター
中館慶子
北海道生まれ。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。