日本人のモラル

コトヒラガクト|2018年9月21日


9月の2週目の登山のときだった。

ちょうど台風の後で、登山口あたりから大きな倒木や落石があちこちに見られる。
春に訪れた時と大きく様子が変わっていた。

もちろん自然災害なので仕方ない。
倒木は秋のキノコの住処となり、落石にもいずれ苔が生えて
そこで生きていく虫たちもいるわけだから。

しかし、今回はじめて酷い現場を見た。
山の斜面の下のルートを歩いていたら
斜面の様子がおかしい。
木々が押し流されて土がむき出しになっている箇所は見てきた。
それとも違う。
なぜかカラフルなのだ。

ちょっと斜面をよじ登って見て驚いた。
なんと、大量の雨が濁流になって道路脇から斜面を滑り落ちてきた時に一緒に流れてきたと思われる
すさまじい数の缶やペットボトル。なぜかサンダルやプラスチック容器などなど。
写真はほんの一部でこれが斜面一面を覆っていたのだ。

おそらく登山道の上の道路に投げ捨てられたものが
ここへ押し流されたと思うが、あまりの多さに震えさえ覚えた。

平気でポイ捨てが出来る人間の心理は全く理解できないが
そもそも、日本人はそういう事が出来る人種だったのだろうか?

この日は日本人のモラルについて考えさせられる山行となった。

確かにポリ袋や便利なものがあふれていて
使い捨てするものに囲まれているから自然とものの扱いが希薄になるのだろう。
それにしても、これは酷すぎる。

山ブームもいいけど、
最低のルールとして山に来る時くらいマイポット持参で来て欲しい思う。

writer ライター

コトヒラガクト

コトヒラガクト

親の影響で幼い頃から山や川に慣れ親しんでいたので
今だにその影響が持続している40代の自由人
(仕事はしております)
特に、早朝の山と夕暮れの川の景色が好きです。
ちょっとのスキに、どこでもいいので自然が感じられるところへ
出かける時間を作っている。
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親の影響で幼い頃から山や川に慣れ親しんでいたので
今だにその影響が持続している40代の自由人
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ちょっとのスキに、どこでもいいので自然が感じられるところへ
出かける時間を作っている。
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