思い出づくり

多羅尾 伴内|2018年8月3日

燃え盛る太陽、青い空に沸き立つ雲、土煙舞うグランド...

暑いなんて言っとられんばい

この季節は、俺たちの集大成を爆発させる最後の大会たぁい!...

私にもその頃があり、いま孫が中学3年最後の夏を謳歌している。

私と同じく、丸いボールを蹴っている。

リーグ戦で二位になり、地区大会でも二位、とうとう県大会まで行って、1回戦も勝利。

中学最後の大会ということもあったが、父親の転勤(既に単身中)で、来年は大阪での受験となる。私にとっても最後の部活観戦と思われ、何度か雄姿を焼き付けに行った。

数十年前の記憶が蘇り、応援中も届かない指示を出し、届かないパスを送り続けた。

腕や顔は、何層も陽に焼きつけられて、赤銅色をこえ、いぶし銀状態...でもお前らは金色に輝いとるよ。有名校でもなく、無欲と笑顔と連帯でここまできたんだからなぁ。

小学3年の時に、滋賀から母の実家である福岡に住むことになった夏、初めて故郷の海に連れて行った。大いに喜んでくれて、車の中でぐっすりと眠った顔を覚えている。

それから、何度も男旅に行ったものだ。身体もでかくなったが、いまでも一緒に風呂に入りたがるしぃ...なぜか、風呂の中では饒舌になって、近況報告をする...私にとっても、嬉しく楽しい時間だが...

年が明ければ、しばらくサヨナラのこの夏は、久々に海に行こうと思ってたけど、思わぬ快進撃で時期を逸してしまって。

クラゲがいても良ければ、行ってみるかい。

俺が、十代の頃から親しんだ、いまもその頃のままの糸島・野北の海に.....

writer ライター

多羅尾 伴内

多羅尾 伴内

酒と旅と歌をこよなく愛し、
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて
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多羅尾 伴内
酒と旅と歌をこよなく愛し、
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて
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