立飛のヤギ

LM|2018年6月15日

JR立川駅北口から昭和記念公園の方へ伸びる並木道にある

立飛緑地には、数年前からヤギが十数頭放牧されています。

この原っぱがいつもきれいなのは、このヤギ達が草を食み、

フンをしてくれているから。

私は田舎暮らしをしていた頃も、立川には時々用事があって、

このヤギ達に会うのを楽しみに、

どんなに暑い日も寒い日もバスに乗らず歩いてここを通りました。

美しい角、ユニークな毛並み、それぞれ個体差があって、

ただ、もぐもぐしていたりお昼寝していたりするだけなのにほっこりして

癒されていました。

それが、とうとう、

商業施設とマンション建設の為、ヤギ達は那須へ帰ることになりました。

来るたびに、塀が出来て、狭くなって、

今や原っぱは四分の一ほどになってしまいました。

そして、来月2日にお別れです。

梅雨の晴れ間に会いに行って来ました。

最後になるかもしれないので、ゆっくりと眺めてきました。

 

塀の向こうでは、重機がものすごく深く広い穴を掘っていました。

騒音や工事日程をデジタル表示して気を遣っていますが、

思いました。

上空をドクターヘリが頻繁に飛び、隣にはモノレールが走り、開発が進む

立川駅近の原っぱ。ヤギにとっては決していい環境ではなかったことを。

 

餌をやった人がいて体調を壊してしまったヤギもいて、

やっぱり、ヤギにとっては空気がキレイでこんなに暑くならない那須高原の方が

暮らしやすいはずですし、似合います。

 

寂しくなりますが、今までありがとう。

さようなら。

writer ライター
LM
モード評論、アパレルMDを経て独立。
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。

HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/