間に合わせのモノは、いらない。
何かが欲しいときに必ずよぎる言葉が、これ。
例えば、そう値のはらない醤油差しひとつでも。
百点満点とはいかないまでも、95点をさしあげよう!
というお気に入りのレベルに巡り合わなければ、
たとえ何年かかろうが購入にはいたらない。
ずっと古いものを使い続けていたりする。
断捨離をするほど潔くもないかわりに、
間に合わせでモノを増やすよりは運命の出会いを待つ。
そう大げさな話しではないが、
ここ5年くらいはそんなスタンスの買い物事情だ。
そして、何かを買うと決めたら、何かをひとつ捨てるくらいの覚悟で。
もともと溢れかえるモノに囲まれた暮らしは好きではないし、
人生はとっくに折り返しているし、お金持ちではないし、
そんな心持ちが自分にはちょうどいいのかと思う。
去年くらいから、
適度な大きさのスープボウルを探し続けていたが、
なかなかいい巡り合いがなかった。
そんなときに「ホント?」というくらいに
大きさ、色、形ともにちょうどいいスープ皿をいただくという
素敵な出来事が。まさに運命です。
目下、運命の出会いを待つものに
眼鏡と旅行用リュックがある。
なければないで不便なのに、
間に合わせのモノは、やっぱりいらない、と思ってしまう。
writer ライター
中館慶子
北海道生まれ。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。
仕事でもプライベートでも、どっぷり活字と深い仲。
よく食べ・よく飲み・よく眠り、
合間を縫ってはホットヨガでツリーポーズ。
走ることも大好きで、夢は、いつかはフルマラソン!
わくわくする場所は海と本屋さん。