夕暮れ時

野原こみち|2018年5月5日

ここ数週間、とある場所で慣れない仕事をしていたせいか、時間に追われながら日々を走りきっているため、静かに落ち着いて本を広げることもなくなっています。
家に帰れば、読みたい本が山積みになっているのに、手に取ることができずにいるばかり。
新しい動きの中に巻き込まれてしまうと、自分のペースを保つことが難しくなってしまいます。
やりたいことがあるのにできないというのはストレスにもなるうえに、自分の中の何かに対して、罪悪感のようなものが生まれます。しかし、差し迫った状況の中にいる間は、とにかく一日一日を、目の前にあることを真剣にこなして、時が訪れることを待つしかありません。

きれいな夕日を眺められた日は、すこし何かを取り戻すような、気がします。

writer ライター

野原こみち

野原こみち

熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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