ここ数年、体調がすぐれないことが多く、自由にいろいろなことができない日々がたくさんありました。
人生のエアポケットに入ったようで、足元がぐらついて自分がこの先になにを目標に進んだらいいのかわからない。そんな茫漠とした不安の霧が私のまわりを包み込んでいました。
しかし、長くかかった不安な日々からの脱却は唐突に訪れました。
過ぎてみたらわかります。おそらく、霧が晴れたのは、本当の気持ちを解放したから、だと思います。
大人だから、まわりにあわせなければいけない。責任があるから、放り出すわけにはいかない。そういうものをすべてとっぱらってしまって、自分の気持ちに正直になった時、目の前がすうーっとひらけた気がします。
人生は一度きり。退屈だとおもっていた毎日の繰り返しの中でも、昨日までとは違う煌めきが急に見えることもあるのだと知りました。
おそらく、ずっとそばにはあったのかもしれませんが、自分の目が曇っていて気づかなかったのだと思います。
自分のことを大切にする。自分の気持ちを尊重する。それから、最も大切なのは、楽しい未来を想像することです。
どんな偉大なことを成し遂げる人も、最初は想像から始まるんだと思います。
わたしは小さな一歩を踏み出したばかりですが、大切な人たちみんなが笑っている未来であってほしいと願っています。
一年の終わりに願いを込めて。
photo by Susumu Hamada
writer ライター
mon
グラフィックデザインやイラストなどを生業としています。
山育ちののんびりやですが、現在は東京暮らし。
寒いのが苦手。夏は扇風機派。
いつも何かを作りたくて仕方がない性分です。
monpot
http://www.monpot.com
山育ちののんびりやですが、現在は東京暮らし。
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