DAWNS Y CEIRW

ケーシー綾子|2025年10月29日

今日の日記のタイトル、「DAWNS Y CEIRW」
読める方はいるでしょうか?

実はこれはウェールズ語。
「カルの旅」と書いてあります。

日記でも紹介していますが、我が家は毎夏、英国に帰省しています。
お義母さんがウェールズに住んでいるので、必ずウェールズも訪れています。
ウェールズ語は全く分かりませんが、豊かな自然に溢れ、新鮮な有機野菜、
健康的な卵、牧草地で育った牛の乳製品やとれたての魚介類。。。
食いしん坊の私には、素材が美味しくて大好きな場所でもあります。

ウェールズの都市では日本人が住んでいたり、観光で訪れる人も多いかもしれませんが、
お義母さんの住むエリアで、日本人にあったことがありませんでした。
やっぱり注目するのはイギリスがメインで、ウェールズの優先順位は低そうですよね。

さて、話を東京に戻します。
毎年10月、お祭り好きな地元では大道芸やアートのイベントが開催されます。
今年は何があるのかな?とフライヤーのタイムテーブルを見ていたところ、
ウェールズ発の作品が日本初上陸!という文字が目に入りました。

何、なに?ウェールズ!?シアター・カムリ??

そこには、日本におけるウェールズ年と書いてありました。
随分前に夫がたまたまデパートで見た英国展で、
「何故かウェーリッシュパンケーキが沢山あったよ」と、言っていたこと。
そういえば7月のラグビーテストマッチもウェールズ代表が来ていたこと。
なるほど、納得。
今年も残すところほぼ2ヶ月というのに、今更理解した次第。とほほ。。。

内容もよくわからないけれど、せっかくウェールズの劇団の作品が、
地元で、しかも入場無料で観れるというまたとないチャンス!
整理券をもらい、娘と一緒に観に行きました。

シアター・カムリの「カルの旅」という演目。
小鹿の”カル”の冒険と成長の物語とありました。

ウェールズ語の日本語字幕はアプリをダウンロードして携帯で見れるとのことでしたが、
私も娘も気にせずウェールズ語を楽しもうとアプリは利用しないことに。

登場人物は3名。
小鹿のカル、カルが追いかける光や仲間を演じる女性、歌い手の女性、でした。
お芝居というよりは、コンテンポラリーダンスかな。
セリフはなく、ウェールズ語の歌で物語の説明をしていると思われますが、
シーンごとにナレーションが日本語で入るので、字幕がなくても楽しめました。

小鹿のカルの表情や身体の表現がとても豊かで、
気がつくとカルと一緒に冒険の旅に出かけていました。
カルを冒険に誘う光や様々な情景、カルと出逢う仲間もドラマチックに演じられ、
カルが旅の中で享受していく温もりが伝わってきました。

何よりも心に残ったのは透明感のある綺麗な歌声でした。
ウェールズ語ということもあり、妖精や精霊が歌っているような神秘的な雰囲気で、
いつまでもその声が心の中に蝋燭の炎のように灯っていました。

30分弱の短い舞台でしたが、ウェールズの風を地元で感じられた素敵な時間でした。
もうウェールズ年が終わってしまいますが、また来て欲しいなと願うのでした♪

writer ライター

ケーシー綾子

ケーシー綾子

ファッションデザイナー、広告代理店、雑誌&HP編集、国内外のイベントプロデュース等様々なオシゴトを経験。現在はひょっこり授かった娘の育児に奮闘中。アートと自然を巡る旅が大好き。日常や旅先で出会う小さな発見に大感動するハッピーさん。
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ケーシー綾子
ファッションデザイナー、広告代理店、雑誌&HP編集、国内外のイベントプロデュース等様々なオシゴトを経験。現在はひょっこり授かった娘の育児に奮闘中。アートと自然を巡る旅が大好き。日常や旅先で出会う小さな発見に大感動するハッピーさん。
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