先日、2階のエアコンが壊れました。
修理を依頼すると、はやくも繁忙で1週間先になるというので、
とりあえず生活全般を1階のアトリエで過ごすことにしました。
ラグを敷いてお布団も運び込み、
小学生の時のお泊り勉強(教室に宿泊する)のような生活が始まりました。
朝は、涼しいうちに起きる=5時起床。
8時にはお洗濯、朝食、後片付け、掃除、昼食の仕込みも終わらせて、
ひんやりとしたアトリエに駆け込み、過ごす。
キッチンに行くとサウナのように暑く、35℃になっている日もありました。
クールネックや愛犬のために購入した冷風機をフル活用して、
なるべく火を使わない調理法で工夫して頑張ったのです。
そうして迎えたエアコン点検の日。
「これは、買い替えた方が安上がりです!!」と言われてしまい、
ショックを受けながらもすぐに新しいエアコンを注文して、
工事予約を入れようとすると、またまた2週間~待ち。それは困る。
それなら工事業者さんは自分で探し、エアコンだけ購入することにして、
いろいろ探しているうち、あるサイトにたどり着き、
そこで見積もりを数人とやりとりして3日後に来て下さる電気屋さんに決めました。
さらに数日イレギュラーな生活を続けて、待ちに待った設置の日は猛暑。
それはそれは大変そうでした。
ベストに小さな扇風機が内蔵されたファンベストを着た親子が手際よく作業して下さり、
今日はあと2件あると汗を拭いながら去ってゆきました。
本当にエアコンがないことの恐ろしさを実感しました。
それで、一年遅れで設置したアトリエのエアコンも心配で仕方がないので、
クリーニングを依頼してみることにしたのです。
設置して7年になるのですが、季節が始まると毎週フィルターを丁寧にお掃除してきました。
クリーニングの方によると、日本の夏は想定外に暑く長くなったので、
24時間つけっぱなしが多いせいで汚れもカビもたまりやすいそうです。
私は繊維を扱うので、なおさら。
2年毎位でクリーニングした方が効きもよく節電になるそうです。
こちらも手際よく迅速に養生したと思ったら、高圧洗浄機で数分間、
ドロドロと真っ黒な汚れがバケツにたまってゆき、あっという間に終了となりました。
私なりにエアコン周辺の収納かごや飾り物などに布やビニールをかぶせて片付けておいたのですが、
正味1時間弱。クリーンな冷風が吹き出してくると、これで大丈夫と安堵しました。
そんなこんなで、2週間あまりの日々は、この際、いつもできないことをしようと思ったので、
母の方が作業台を使ってチクチク針仕事に集中していましたし、
私は材料の整理や断捨離ができたので、夏本番を前にとてもすっきりしました。
ありがたく涼しいアトリエで、さっそく真夏のカラフルなリネンの制作に入っています。
writer ライター

LM
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。
HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/