いつも突然届いていた母からの宅急便。
気まぐれに送ってくれていたので、私はそれを「母の気まぐれ便」と呼んでいました。

冬の寒さを感じる頃。
ゆずやレモンが箱一杯に詰められて、箱を開けた瞬間から柑橘のいい香りがするのでした。
実家でただ自然になっている形もいろいろなゆずやレモン。
私が好きなことを知っていて「どっさり」送ってくれるのでした。
時には立派な獅子柚子が鎮座していて驚くこともありました。

一緒に野菜はもちろん、時には花までというびっくりな詰め合わせボックスな時もありました。

一年を通し届いていた気まぐれ便なので、その季節ごとの何かが送られてくるのですが、
特に寒くなった冬から春にかけてのゆずやレモンが大好きでした。
今はもう届かない気まぐれ便ですが、この時期になると特に懐かしく、思い出すのです。

先日、瀬戸内海の無人島で太陽いっぱい浴びて育った自然のレモンをみつけました。
母の気まぐれ便のレモンを思い出し、懐かしくて早速購入。
手作りシロップを作ることにしました。

北海道のてんさい糖で作られた氷砂糖と無人島のレモンたち。
丸ごと頂いて元気をもらえること間違いなし！
クリスマスデコレーションに囲まれ、
大好きな曲をBGMにしての手しごとは、ワクワク感いっぱいの楽しいひと時でした。

寒い時はホットレモン。爽やかになりたい時はレモネード。
その他ドレッシングやお料理に使ったりと今からとっても楽しみです♪