久しぶりの帰省ではない週末旅行。
約15年ぶりの熱海です。
駅に降り立つと、あれ？こんな感じの素敵な駅ビルってあったかしら。と早速、以前きたときから随分変わった印象をうけました。
コロナ禍にはこの観光の街もかなりの痛手を被ったことと思いますが、今では賑わいを取り戻し、商店街は観光のお客さんでいっぱいでした。
びっくりしたのは、結構若いお客さんが多いこと。インバウンドのお客さんもそれなりにいますが、国内旅行で若い人の需要も増えているのかな。

お湯をかけると願いが叶う？！お湯かけ地蔵さんがかわいい。

夜は、昭和レトロの雰囲気が残る海辺のホテルに宿泊。
おだやかな海をのぞむ絶景と波の音にしばし時が経つのを忘れてしまいました。

数年前の2021年に起こった大規模な土砂崩れの記憶もまだ新しいですが、海と山双方の自然に囲まれた眺望のこの地は、遠い昔から疲れた人や病に倒れた人を癒してきたと聞きます。そんな人の流れが途絶えてしまったコロナ禍は、観光業に携わる人たちは、想像を絶するほどの苦難と向き合わざるを得なかったのだと思います。つらい期間を乗り越えて、地域全体から再生の気運がめぐってきているような気がしました。
きっとこれからも、それぞれの人がそれぞれの休日を過ごしにやってくるのでしょう。
チェックアウトし、駅へと向かうバスの窓から、バスへと案内してくださったホテルマンの方たちが見えなくなるまで手を振ってくれている姿を目にし、心底ありがたい気持ちでいっぱいになりました。