ここ数年、以前よりは外食をしなくなったが。
気まぐれに立ち寄ったお店で
「ほぅ」と思わせられるメニューに出会うことがある。

ローカルでしか味わえない食材や調理法ならいざ知らず、
どこにでもある食材で新鮮な供され方をすると
家でトライしようか？ と、舌と脳が手を結ぶ。

大根の唐揚げ。

レシピ検索をすると確かにたくさん出てくるが、
今まで食べたことがなかった（おそらく）ので、
食卓に上がることがなかった。

これもまた気まぐれに揚げ物をした翌日。
一度きりで油を捨てるのも何だか気が引けて。
またもやレシピ検索で一番簡単そうなものをチョイスして。
作りました、大根の唐揚げ。

おいしいんですよ。

一度味煮て味を染み込ませるという工程が必要で、
なら煮たものをそのまま食べりゃいいじゃん！
とんかつを揚げて、カツ丼にせずそのまま食べりゃいいじゃん！
みたいな論法で言ってしまうが、
大根の場合そこから粉をつけて揚げると、これがまた。

シンプルだけど手が込んでいるものって。
気持ちに余裕がないとなかなか作らないけれど、
段取りを踏んでいなければ出せない味と食感てあるんですよね。

料理は実に奥深い。